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- 2003年07月28日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 沖縄ロック全盛。

(旅シリーズ、その5)







いまやメジャー登竜門として全国的注目を集める
沖縄ロック・夏の最大イベント

ピースフルラブ
ロックフェスティバル


この前の旅行の最中に行ってきました。










7月1〜2日、沖縄・慶良間・阿嘉島。7月3〜4日、沖縄・慶良間・座間味島。
離島での海モード4日間を終え、5日の午前に慶良間から沖縄本島・那覇へ戻り、
港からバスで1時間半かけてコザ(沖縄市)へ。
宿へ荷物を置いてすぐに会場の沖縄市運動公園野外ステージへ向かう。







ところで、
ピースフルラブ・ロックフェスティバルって何?っていう人は、
手っ取り早くまず下記へアクセス。



初日の状況を伝える琉球新報の記事

主催のサウンドパッケージ(ブロードバンド限定らしい)







開催は2日間。

1日目・7月5日(土)は、若手インディバンド〜全国区のメジャーバンドが出演。
2日目・7月6日(日)は、沖縄ロックを支えてきた味のあるベテランバンド中心。

俺らは観たのは5日のみ。








まずはビッグネーム下記3バンドの模様から。

モンゴル800
昨年発売した「MESSAGE」が大ブレイクし、昨年度売上は宇多田に次ぐ2位。
なんといっても、俺が昨年から沖縄ロックに惹かれるきっかけとなったバンド。
うれしかったのが新曲4曲も聞けたっつーこと!全然次の情報が無かったんでよかったー。
準備してるぞ新しいアルバム!超期待!


ロード・オブ・メジャー
昨年夏メジャーデビュー。シングル「大切なもの」が超ロングブレイク!こちらも新曲披露。


FLOW
ちょうど今、新曲「ブラスター」でメジャーデビューしたばかり。
アップテンポが多かったけど良かったよ。帰京してからCD買ってしまった。








あと印象にのこったあたりは、


オレンジレンジ
こちらもメジャーデビューしたて!いかにもヤンチャそーな面の沖縄出身10代6人のバンド。
まーヤンチャそーな女の子には、ウケるのではないかと。


耳切坊主
メジャーデビューはしてないが、インディランキング上位常連の人気バンド。
今回初めて聞いて、帰京してからCD探しているが、まだ見つからず・・・。


零戦
圧倒された・・・の一言。ジャンル的にはカルトメタル的な絶叫系。
CD買って音だけ楽しむのは俺的にありえ無い。これはライブで「体験」しなければ駄目。
どこから声出してんだ?と唖然としてしまう、色白で細身のボーカルのパフォーマンスが見物。











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炎天下スタンド!

酸欠のアリーナ!













とにかくですね、
夏真っ只中の沖縄の、真っ昼間13時から、
野外ステージでの開催なだけにですね、




暑いのなんのって・・・。





島で散々いじめてきた赤い肌に、
陽が痛いんですよ、刺すんですよ。




そんな中、タオルかぶりつつスタンドにて観戦。
上記の大御所どころが出てき始めた後半にアリーナへと降りたわけです。




さすがに涼しくはなったのですが、
そのかわり、アリーナは無間地獄の密集酸欠状態。
特にR.O.M.、FLOW、MONGOL800あたりがステージの時には
密集スーパーハイの危険状態。




野郎どもが色んなとこから音に合わせて
横から飛んでくる、上から降ってくる。









そんな中、当たるもの皆突き飛ばしてやるといわんばかりに、
ジャンプしながら近づいてきたガキがいた。
ガツガツとあたり、かなりムカついたのだが、そこはまぁソフトに対応。

3? に な っ た ば か り の オ ト ナ で す の で・・・

あくまで「音に合わせて縦ノリしてますよ〜」というマイルドな動きで、
あくまでそっと触れて、さりげなく気づかせてあげたら、
その少年は、ちょっとバランスをくずしてしまったらしく、
倒れてしまって人波の中に 見 え な く な っ て し ま い ま し た 。







ちなみに
そんなこんなで酸欠しながら、撮影したのが、
一番最後のモンパチの写真です。











********************************








「昨年から様相が一変した」。

2日間の2つの違う「ピースフル」。











「昨年から様相が一変した」。
総合プロデューサーとして長くフェスティバルを支えている
サウンドパッケージの徳山義広さんは驚く。
沖縄のインディーズが全国的に火がついて若者であふれ返っているからだ。
MONGOL800、HY、オレンジレンジらの目を見張る活躍。
HYは北海道ツアーと重なり、今回出場はかなわなかったが、
磨けば光る「原石」を求めて会場ではスカウトの目が光る。

<沖縄タイムス/03年7月6日 朝刊 コラム【大弦小弦】一部抜粋>








地元の新聞等で、
長くこのロックフェスティバルを観てきた記者の記事を読むと、
第1回が開催された当時、このイベントは観客の大半が米兵であり、
彼らを相手に、沖縄人がロックを手段に己の魂をぶつける場所であったらしい。


1972年5月15日に沖縄が日本に返還されてから31年、
今年21回目のピースフルは、沖縄人のアイデンティティ再構築の歴史そのもの。


復帰したとはいえ、
未だ広大な「米領土」の存在を受け入れなければならない県、沖縄。
返還後、受け入れて共存の上での独自文化を作り上げてきたのは、
ひとえに沖縄人の平和的な暖かい県民性であるが故であろう。










しかし、受け入れなければいけなかったからこそ、
沖縄人は主張しつづけなければならなかった。
ウチナー文化という表現手段で。






エイサーであり沖縄民謡であり、琉球ロックなのである。
内地とは全く独自路線で自分たちのロックで戦ってきた沖縄。








当時のピースフルは、
そういう表現の場であったらしい。












しかしそれも、時代とともに変わっていった。
ここ2年、特に様相が一変したという。









まず米兵の数が全然少なくなり「米兵VS沖縄ロック」という構図は完全に消えた。
そして大きいのが、沖縄ロックそのものが全国区となったことである。
内地(本土)の方が沖縄を見るようになって、
米兵が相手でなく、金の卵を探しに来る内地の人間が相手となった。






まさに「全国のインディバンドにとってのメジャー登竜門」となり
全国から客を集めるようになった「ピースフル」。






これが、俺が観た、「初日のピースフルラブロックフェスティバル」である。
つまり、『昔と変わった』ピースフル。








これに対して、
俺は観なかったが、(観てみたかったと今少し思っているが・・・)
2日目のピースフル、それが『昔から変わらない』ピースフルなのではないか?
米兵相手に戦って、沖縄ロックの源流を築いてきたベテランバンドたちの、
沖縄の魂がこもった演奏・・・。








先日の日記で紹介した、この時の宿泊地「ごーやー荘」のマスターは、

『僕はあえて2日目の方に行きたいですね〜』

と云ってたので、おそらくそういうことなのだろう。










「全国若手の登竜門」・・・変わりゆくピースフルと、
「琉球魂の表現舞台」・・・変わらないピースフル。












*******************************






せっかく全国に認められた沖縄ロックは、

どこへ行くのか?
商業主義化していくのか?



















俺がモンパチファンになったのは、
この歌↓がきっかけだった。





わすれるな琉球の心、武力つかわず、自然を愛する、

すべての国よ、うわべだけの、つきあいやめて










去年の3月にJ−WAVEで、沖縄出身のジョン・カビラが絶賛しながら
己の番組「GOOD MORNING TOKIO」でかけていた
「琉球愛歌」。
他にも「小さな恋の歌」「あなたに」とか、いい曲いっぱいあるが・・・、






沖縄出身の人間が歌う、沖縄人でしか書けないこの歌詞の、この歌を、
沖縄の土地で、生で聞いて、本当に鳥肌が立った。
沖縄ロックの良さを再確認した思いであった。








ベテランだろうと、若手だろうと、インディだろうと、メジャーだろうと、
沖縄出身バンドには、琉球魂をずっと忘れないでほしい。
その他のバンドにも、この魂を汲み取ってほしい、と思った。






また、来年も行きます。







030728
t a i c h i
...
    

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