|
|
|
|
皆様、ごぶさたしてます。
タイチ、いきてます。
************************
確定申告お済みですか?あ、もう締切ですか。
まぁサラリーマンの私には関係ないですが・・・。
確定申告といえば「脱税」。
脱税御三家といえば
芸能人、プロ野球選手、そして政治家。
国税局査察課はこいつらを常に狙っています。理由は二つ。
【1】鼻持ちならない金持ち連中が堕ちる様が、かなり痛快、爽快、満足。
【2】家宅捜索する時、家が大きくてモノがたくさんあって、超楽しい。
ってのは冗談として、
脱税、痛快、といえば、故伊丹監督の映画「マルサの女」。
映画の中では、脱税査察って本当にそこまでやってんのかよ!
というシーンが結構あった。
妻のタンスの中はもちろんや収集所ゴミ袋を漁る。愛人の家にも押しかける。
画面で見る限り我々サラリーマンにはどうしても現実に行われていることのような気がしない、
まるでバラエティコントのようなシーン。
この強制査察を業界の隠語で、
「ガサ入れ」
と云う。
っていうかメジャーすぎて、もう隠語じゃない。
この言葉、結構好きです。
この世界の隠語が、どうしてこんなにポピュラーになったのか?
パンピー間での使われ方としては、たとえば、
「お前さ、ゼッテーあいつとヤッただろ?」
「ヤッてねーよ!」
「おーし、じゃー皆でコイツの部屋ガサかけてみよーぜー!」
とか、
「ユウくんさー、私のこと好き?」
「好きだよ。なんだよ、どうした?」
「ユウくんさー、私以外の人と会ったりしてない?」
「なんだよいきなり、してねーよ。」
「・・・ふーん。嘘つくんだー」
「ついてねーよ!なんだよ!怒るぞ!」
「私・・・、ユウくんのケータイの中、ガサしちゃった。」
「マジかよ!フッザけんなっ!疑ってんのかよ!
待てよ!あれは全部タダの友達だかんなっ!」
「・・・・・・嘘だよ。ガサしてないよ・・・云ってみただけ・・・」
「・・・え?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ユウくん・・・」
とか、
若者からお年寄りまで、
か〜な〜りポピュラーに使われてる「ガサ入れ」。
実際に、ガサされる側になって、
実際に、映画のようなことをされたのなら、結構グロい。ってゆーかキレそう。
映画のワンシーンの如く非現実的に見えるだろう。
それくらいに、屈辱的で凌辱的な行為、「ガサ入れ」。
実際、政治家たちは、逮捕の瞬間より、
ガサ入れされている間が最も屈辱的なのだろう。
非現実的で、僕らリーマンにはピンと来ない「ガサ入れ」。
国税局はもちろん、各税務署の査察担当の人達は、
本当にそこまで執念燃やして、映画のようなドラマチックなことを
実際にしているのだろうか?
仕事先の近所でこんな話を聞いた。
地元の税務署員がラーメン屋をガサ入れした。
あるブツを見つけられ、店長は脱税の事実を認めたという。
店長をオトしたそのブツとは・・・
「わりばし」。
「ウチはそれほど繁盛していない」と店主は云い張って
申告した所得額および所得税額は正しいと一点張りだった。
しかし、税務署員はその日のゴミ袋から大量の使用済み割り箸をゲット!
それを店主の目の前にかざし、こう凄んだ。
「客が来てねーっつーなら、
この大量の割り箸は何に使ったんだ!え〜?」
「昨日からのゴミです・・・」
「おいおい、昨日からの割には乾いてねーなーおい。
全部まだ湿ってるぞ?それに今朝はゴミの収集日だろぉーが!
昨日のゴミ何故出してないんだ?」
「・・・」
「この割り箸全部数えて、お宅の一番人気メニューの金額を掛けて、
今日の昼だけの所得税でも概算計算してやろーか?ん?
昼だけでこんなに来てんなら、夜はさぞかし大繁盛なんだろーなぁ、
このご時世に大したもんだ!」
・・・とまあ、セリフにちょっと味付けはいってるが、
このように凄まれて店主は「わりばし」でオチたとのこと。
わりばしを見つけ出し、
わりばしで所得税過少申告をゲロさせる・・・
税務署員おそるべし・・・。
030322
taichi
...
|
|
|
|
|
AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
/count since 041217
Mail
|
|
|