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2月4日の日記を彼女が見た。
冒頭の「その震える白い一片を口に含み…」 の一文だけを見るやいなや彼女は、
「杏仁豆腐?!」
と叫んだ。
むぅ… さすが、私以上の杏仁フェチである。
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わたくし 広告代理店に勤めているわけですが、 長年営業としてクライアントとの折衝をしていますと、 パターン化されているシーンや、 決まり台詞みたいなものがあることを感じてきます。 ま、これはどの業界でも同じですが。
その、決まり台詞みたいなものって色々あるわけですが、その中には、 話し手と受け手で、意図するニュアンスがかなり違う台詞があり、 比べてみると、か〜な〜り笑えます。
例えば、 クライアントが広告代理店に伝える下記のような台詞について
(1) 『なる早で!』
と云う場合。
広告代理店の気持ち 「なるべく半日でも早めに持っていければ…」
クライアントの気持ち 「1秒でも早く!ってゆーかスグ!」
※つまり「超ソッコーで!」って云ってるんです。
(2) 『基本的には(方向性としては)OKですが…』 『あと、もうひとひねりって感じなんですけど…』
と云う場合。
広告代理店の受け取り方 「大方6〜7割はOKだろう」
クライアントの本心 「全っ然駄目!やり直し!」
※上記の枕詞だけで結論を早計しては駄目。 これは後に続く重たい内容を軽く伝えるために使う、お約束の切り口である。
(3) 『その原稿、最後にもう一回ぐらい見れますよね?』
と云う場合。
広告代理店の受け取り方 「修正結果を確認したいのだろう。ま〜修正があったとしても誤字脱字程度だろうし…」
クライアントの気持ち 「よし!そこで本気でチェックすりゃいいんだな」
※忙しいクライアントの場合、急かさないといつまで経ってもチェックしない。
「最後」イコール「本気でチェックしなきゃならない」なのである。 特に上記のように云ってくる時は危険。最後の最後で何か企んでいる場合もあり。
逆に、広告代理店がクライアントに 『かなりキツイですよ〜』
と云う場合。
広告代理店の気持ち 「もう、ちょっと無理だなこれ…納期ずらしてもらわんと…」
クライアントの受け取り方 「え!キツイけど出来るんだ!何だかんだ云ってもやってくれるのが代理店だよね〜」
※クライアントにとっては、「可能」か「不可能」かが重要なのである。 「キツイ」は相手には「可能」としか聞こえない。「可能の程度」についてはどうでもよいのだ。 とにかく、本気でキツイなら、「無理!」とはっきり云うに限る。 「無理」の前に「物理的に…」をくっつけてもよい
……とまあ、こんな感じで、 こういうことを頭に入れて交渉し、事前に手を打つことが重要なのだ。
やれやれ
030206 t a i c h i
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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