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2004年12月05日(日) |
雪が降る。そして降り過ぎる。 |
♪雪〜があ〜降〜るう〜♪ 降り過ぎです。 ここ一週間ほど雪は降らなかったし、「年内は暖冬です」とニュースでやっていた のを聞いたもんで「ブラッククリスマスかね。それも何か寂しいね」などと甘い事言ってたらまあ。 降るわ降るわ降るわ降るわ。まだ降っている。 「いやいや、これは明日までジョセツはいるかねえ」 (やれやれ、除雪車が家の前を通って 明日までには人の通れる道をつけてくれるかなあ) 「はいんでないの?」(来てくれるんじゃないのかなあ、除雪車) 冬が一番 訛りが強くなってしまっているのは気のせいばかりでは無い筈だ。 夜9時前のニュースでは大阪は25度を超えたとかで、道行く人は半袖。千葉でもマリンスポーツを 楽しむ人の姿が・・・日本って本当に縦に長いのね。 こう言う、もう嫌になるくらい唐突に大量の雪が降り積もる事を『ドカ雪』が降ると言う事があるが、 『ドカ雪』の後は、裸の街路樹には白い花が咲いたようになって これが見ようによっては 中々綺麗である。 ただし この花は時々どそっと言う不気味な音を立てて枝から突然落ちて来て、歩いている人を ぎょっとさせる事がある。 『雪が降る。貴方は来ない』 原曲はS.アダモの"Tombe La Neige" 意外にも大ヒットとなったのは日本だけであったそうである。 有名な訳詞は安井かずみさんによる物だ。 『来ない』理由はバスが止まっているか、JRが止まっているか、或いは車が埋まっているからでは 無いのか。携帯電話で呼んでみよう。何度呼んでも通じない、或いは既に使われていなかったりしたら やっぱり本当に来ないのかも知れない。
『いろり火はとろとろ 外は吹雪』 明治45年の尋常小学唱歌に載っている『冬の夜』の一節だ。 中央集中暖房とか言っても、この微妙な孤独と閉塞感、そして春を待ち遠しく思う気持ちは当時と大して 違いはないんじゃ無いだろうか。
☆裏庭の木蓮の木。更に降って降って降り続いているが。
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