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昨日のニャンコの体重、3.35kg。 着実に、1日100g減っている。 そりゃそうだ、全然食べないもん。 吐くもん。
昨日は、吐き気止めの注射もしてもらった。 4950円也。
お医者さんは、「皮下点滴の効果がないようなら、24時間の血管点滴や、 口から管を入れての栄養補給という方法もあります」と言った。
「先生、私はそこまではしようと思いません。皮下点滴までが精一杯です。 これ以上は、考えていません」と答えた。
入院して、動けないまま点滴したり、食べたくないのに管から栄養を入れて きっとまた、吐いたり。 そういうのは、ニャンコにとって辛いことだと思う。
じわじわ弱りながら、生きていることを感じてくれたら良いと思ってる。
お医者さんも、「どこまで治療するかは、飼い主さんの考え方で変わり ます。飼い主さんのしたいようにすれば良いと思います」とおっしゃった。
昨日の夕方、点滴から帰ったニャンコは、吐き気も押さえられ、点滴の おかげでしんどさも少し和らいだのだろう。 少しだけエサを食べて、さっさと外に飛び出して行った。
帰宅したのは、今朝。 帰ってきてすぐ、水をたくさん飲んで、 そしてたくさん、白い泡の水を吐いた。
点滴と注射で元気にさせて、かえって弱らせちゃった。
病気でね、入院している人がいたとして、 その人は、ベッドの上でため息をついて 「あぁ、元気だったら、あれもしたいな〜。これもしたいな〜」と思ったり しているとする。
余命が残りわずかなのに、動けない自分がはがゆく感じたりして。
その時、お医者さんが「1日だけ元気になる注射」をしてくれる。 ただし、この注射をすると余命が3日縮まる。
3日間ベッドで生きながらえるより、3日が1日になっても外へ出て やりたい事ができる方が、幸せなのではないだろうか?
それともこれは、本当に死を前にしていない私だから、そう思うのかな。 死を前にした時、ベッドで横になったとしても、動けなくても、1日でも 長く生きていたいと思うものなのかもしれない。
ニャンコの飼い主は私なので、私が決めた。
ニャンコは、皮下点滴を3日に1度して、吐き気止めはしないで、 たぶん、1日100gずつ痩せながら、この世からお別れをする。 そんな道を選んでもらう。
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