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明日 咲く花
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2011年06月09日(木)  じわじわ

昨日のニャンコの体重、3.35kg。
着実に、1日100g減っている。
そりゃそうだ、全然食べないもん。
吐くもん。

昨日は、吐き気止めの注射もしてもらった。
4950円也。


お医者さんは、「皮下点滴の効果がないようなら、24時間の血管点滴や、
口から管を入れての栄養補給という方法もあります」と言った。


「先生、私はそこまではしようと思いません。皮下点滴までが精一杯です。
 これ以上は、考えていません」と答えた。

入院して、動けないまま点滴したり、食べたくないのに管から栄養を入れて
きっとまた、吐いたり。
そういうのは、ニャンコにとって辛いことだと思う。


じわじわ弱りながら、生きていることを感じてくれたら良いと思ってる。


お医者さんも、「どこまで治療するかは、飼い主さんの考え方で変わり
ます。飼い主さんのしたいようにすれば良いと思います」とおっしゃった。

昨日の夕方、点滴から帰ったニャンコは、吐き気も押さえられ、点滴の
おかげでしんどさも少し和らいだのだろう。
少しだけエサを食べて、さっさと外に飛び出して行った。

帰宅したのは、今朝。
帰ってきてすぐ、水をたくさん飲んで、
そしてたくさん、白い泡の水を吐いた。

点滴と注射で元気にさせて、かえって弱らせちゃった。



病気でね、入院している人がいたとして、
その人は、ベッドの上でため息をついて
「あぁ、元気だったら、あれもしたいな〜。これもしたいな〜」と思ったり
しているとする。

余命が残りわずかなのに、動けない自分がはがゆく感じたりして。

その時、お医者さんが「1日だけ元気になる注射」をしてくれる。
ただし、この注射をすると余命が3日縮まる。


3日間ベッドで生きながらえるより、3日が1日になっても外へ出て
やりたい事ができる方が、幸せなのではないだろうか?

それともこれは、本当に死を前にしていない私だから、そう思うのかな。
死を前にした時、ベッドで横になったとしても、動けなくても、1日でも
長く生きていたいと思うものなのかもしれない。


ニャンコの飼い主は私なので、私が決めた。

ニャンコは、皮下点滴を3日に1度して、吐き気止めはしないで、
たぶん、1日100gずつ痩せながら、この世からお別れをする。
そんな道を選んでもらう。





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