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私が郷ひろみさんのファンなのを知らない近所の奥さまたちが、 ひろみさんの噂話を,『私の前』でしていた。
「郷ひろみってさ、絶対、なにかしてるよね?整形かな? ヒアルロン酸かな? あんなにシワが少ないわけないもんね〜」
私は小さい声で、 「シワ、、、けっこうあるよ」と反論するのが精一杯だった。
もっと色々、ひろみさんについて語っていたけど、日記には書けない。 文字にしたくない。。。(ー_ーメ)
奥さま達にひろみさんのファンであると公表すると、ひろみさんに対する 生の声を聞けなくなる。それって、なんだかもったいない。(笑)
でも、後味が悪かったな〜。
20代 その十一 結婚への道 その十一歩 岐路
「うちの家は、日本人の嫁は迎えへん」
そう、アイツの父親に言われたそうだ。
意外だった。 私は、在日韓国人の方達を上から目線で見ていた事に気付いた。 自分との結婚を反対するわけない。と。 とんでもない勘違いだ。 在日の方にも、昔から今までたくさんイヤな思いをし、日本に対して 恨みや確執がたくさんある。その中で歯を食いしばって生きてきたのだ。 日本に住んでいても、同族の血を受け継いでいきたいと思うのが当然だ。
私の中の偏見は、私自身がつみ取らねばならない。 まず、自分で気づけて、本当に良かった。
親子の縁を切られても私と結婚すると言ってくれたアイツだったが、 日が経つにつれ、私はどうにもアイツへの愛が薄れていくのがわかった。
結婚が決まり、 アイツは洋食屋を持つ事になり、あっという間に洋食屋は開店し、 私はそこでウエイトレスとして、毎日手伝っていた。
「アホ、間抜け」と、アイツに怒鳴られた。
その頃には、付き合い始めた当時のやさしいアイツはどこかへ消えた。 関西弁で流れるように怒鳴りたおすアイツの姿は、 私の愛するアイツではなくなっていた。
それでも、私は毎日洋食屋へ通った。
来年の6月に結婚すると、決まった。
親戚にも連絡した。
だけど、どんどんアイツを愛せなくなっていた。
店を閉めた後、アイツは私の目の前に座り、こう言った。
「お前の様子を見ていると、ワシの事を好きなようには思えない。 もし結婚をナシにするなら、今の内だぞ。 どうする?結婚するの、やめるか?」
私は、決断力があるのが取り柄だ。
というか、深く考えずに何でも決めてしまうクセがある。
洋服を買う時も、店員さんが「え?もうお決まりですか?」と驚くほど、 決める時は、素早く決める。
でも、さすがに今回は考えた。 確かに、アイツへの愛は冷めてきている。 こんな気持ちで、結婚しても良いのだろうか? ここで結婚を止めたら、家を出るチャンスを失う。 もう、あの家には戻りたくない。 破談になったら、周りの人にも迷惑がかかる。 結婚の準備は、着々となされているのだ。
熟考すること1分。 私は決断した。
「いいえ、別れません。私はあなたと結婚します」
「そうか、それならええんや。仲良くこれからも頑張ろな」
私の人生は、私が決めた通りに動いていくのだ。 それが、なだらかな道か、でこぼこ道かは別として。
ーつづくー
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