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明日 咲く花
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2009年01月07日(水)  弱きをくじく

確か、1年ほど前にも同じ話題があった。

夫が三女に聞いた。
「お前、運転免許を取らんのか?」

三女は、
「ボクチン、自分が運転するのを想像しただけで怖いし、取らない」

「そうか?ほならええけど、免許は持っていた方がええぞ」


あれから1年。

三女は、父親に言った。

「ボクチン、やっぱり運転免許を取ろうと思う。
 就職する時も、持ってた方が得みたいやし。
 お父さん、免許、取りに行っていい?」



お父さん、ギョッとした顔で答えた。

「お前、1年前は『取らんでいい』って言ったやないか。
 あの時とは情勢が変わっとんのんじゃ。景気、悪いんじゃ。
 お父さんのお金が、いくらでもあると思うなよ。
 免許の事は、ちょっと待て。考えとく」



三女がなんと答えるのか、耳を澄ませて聞いていた。
予想外に、三女は殊勝な顔で、
「わかった。お父さん、ごめん。考えてみて」



どうも、次女に知恵を仕込まれた模様。(笑)
父親に逆らっても良い方に向かわないから、下手に出ろ…と。


ものの5分も経たないうちに、夫が口を開いた。

「わかった。お前の免許代、出したるわ。
 30数万円の重みをよく考えて、お父さんに感謝しろよ」



そんなにすぐに承諾するのなら、三女から言われた時にさっさと「うん」と
言え。。。。と、私は心の中でつぶやいた。
大体、長女と次女の時は、率先して免許取得資金を出してやったくせに、
三女の時にもったいつけるとは、どういうこと?と、心の中で突っ込んだ。



父親に偉そうに言われた三女は、それでも殊勝な態度は変わらず。

「お父さん、どうもありがとう。感謝します。ホンマにありがとう」


「せやな。お前、オートマにしとけや。オートマの方が安いからのー」


「うん、お父さんがそう言うのならオートマにする」

そうして、また5分も経たないうちに、
「せやな…、やっぱりマニュアルの方がええかな。マニュアルにせーや」

「うん、そうする。ボクチン、免許を取らせてもらえるのなら、どっちでもいいよ」





そうして、夫は、その後、たいそう偉そうな居丈高な態度で娘たちと接した。
いくら免許代を払ってあげるからと言っても、そんなに偉そうにしなくても
いいのでは?と、私は心の中で悪態をつきながら夫の言動を見ていた。
ここで夫に対して何か言おうものなら、またトラブル勃発しそうなので、
妻は静観するに限るのだ。


しかし、偉そうだ。

相手の立場が弱いとわかると、あんな態度に出るヤツだったのか。

あれこれ、三女の言動にうるさく言っている。

「おい、ちゃんと片づけろよ。ほら、そこ、散らかってるやないけ。
 テーブルの白いの、お前が汚したんちゃうんか?
 お母さんに感謝して、ちゃんと孝行しろよ。
 ほら、あそこ、まだ片づいてないやんけ」




いちいちうるさいヤツ…と思っていたら、




押すと続きが読めるよ



夫は、激怒した。

「なんてやつやっ。あいつはっ。あまやかしすぎやっ」←超大声で激怒


ってところで、長女が帰宅。
うまいこと父親の怒りを静めた。
父親の一番の「めんこ」な長女だから、できるワザだ。


長女はそっと私に言った。
「お母さん、早く寝た方がいいよ」







私の願い。

伴侶には、
冷静な判断力と、
そこそこの稼ぎと、
尊敬にあたいする心と、
健康な身体。


生まれ変わったら、そんな伴侶を持ちたい。


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