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先日、長女の友人が泊まりに来た時のこと。
友人が、うちに忘れ物をした。 大阪のお笑いライブで購入した、レア?なポスターを忘れちゃったのだ。 ポスターは、うちの居間の電子ピアノの上に鎮座している。
だから、あんなに何度も「忘れ物はないの?」と聞いたのに。 「はい、ありません」と断言していたのに。
しくこく長女にメールしてくる友人。 「見つからないかな?どこか外に置いてきちゃったのかな? ピアノの下あたりに置いた記憶があるんだけど、探してみてくれる?」
長女は、しれっと、 「うちにはないみたいよ。ごめんね〜」と返信している。
ここに、あるやん。
「だってさ、ポスターを箱に入れて送るのって面倒だしぃ〜」
友達甲斐のないヤツだ。
「いいから、送ってあげなよ。ポスターを入れる箱を買ってきたら お母さんが送っといてあげるから」
長女は言う。
いい加減、彼女には辟易してるんだよね。 もう、彼女とは関わり合いたくないよ。 この前うちに来た時だって、(彼女のお守りで)相当大変やったし。 「見つからなかった」で通したらいいやん。 めんどいわ〜。
言うとくけどね、私は冷たい人間じゃないよ。 これでも、情に厚い人間だと自負してるんやから。
母は、呆れた口がふさがらない。 即座に反論しようと思ったが、こういう時に思った事をすぐに口に出すと 感情が先走って、良い結果を生まないのだ。
しばし、考える。 とりあえず、魚焼きグリルに魚を入れる。
思いやり、情、やさしさ、人徳について、考える。
お、お、おおおおお。 あっという間に魚が焼けたっ。 考え事をしていると、時はすばやく移動するみたいだ。
「ねー、長女よ。 人にとって、大切なことってなにかな?」
長女は、気のない顔で「なんだろ?」
「人にとって大切。というか、基本的な事は、 人に迷惑をかけない。って事だよ。 そして、その次に目指すのは、人の迷惑を受け入れる。って事だよ」
少しマがあいて、長女が言った。 「お母さん、その言葉、どこで仕入れた?」
「仕入れたもなにもない。仏教の教えかな?」 (実は、三女の入学式保護者説明会で、校長先生が話しておられた)
「人の迷惑を受け入れられる人なんて、ほとんどおらへんって」
「受け入れたいと願い努力する事が、人間の成長に繋がるんだよ」
「そうしないと情が深いと言えないとしたら、私は情が深くなくてもいいわ」
ばっさり。 そっちへ走ったか。(ー_ーメ)
何してやった。かにしてやった。こんなに私は相手を思っているのに 相手はわかってくれない。 な〜んて言ってるうちは、まだまだなんだ。 情が深いのなら、無償の愛を目指さなくっちゃ。 と、自分自身にも言い聞かせた。
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