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2006年03月13日(月) はなから決めてたホワイトデー |
夫は、いらついていた。
原因は、ホワイトデーだ。
バレンタインには、ほくほくとチョコをもらって喜んでいたが、 ホワイトデーにはお返しせなあかん。 それが辛い夫だ。
「ハンカチなんて、どうやろ?」 夫が私に聞いた。
「いいんじゃない?長女にハンカチを買って来てと頼んどく?」
「なんでやねんっ。お前らに渡すハンカチなのに長女に頼めるかっ」
そうか、私らへのお返しか…。
じゃ、お店のお客さんやバイトの奈美ちゃんへのお返しは???
「奈美ちゃん達のは、昨夜のうちにみんな渡した」
夫自ら買いに行って、すでに渡したんだって。 おっさん、仕事が早いね。 というか、それを買う時に娘たちのも買ったらよかったのに。
「なー、何がいいやろ?ダイ●ーのハンカチでいいかな?」
お年頃の娘さん達が、ダイ●−のハンカチを気に入るわけがない。 なんらかのブランド名がついたハンカチじゃないと、だめなんじゃない?
「今月は、よーけ娘らに金がかかったし、ワシはもう金がない」
眉間にしわを寄せ、吐き捨てるように言った。 長女の歯医者代10万。長女の卒業祝いのブランド財布代6万。 (私が「長女だけではなく次女にもしてやりー」と言ったので)次女の 遅くなった就職祝いに6万。 計22万が、夫の財布から退出なさったのだ。
「じゃ、ケーキとかにしたらどう?」と、夫に提案してみた。
「ケーキ?買いに行くのめんどいわ」
ダイ●−のそばにケーキ屋があったでしょ? ハンカチを買うのもケーキを買うのも、手間は変わらないと思うけど…。
「どうしよう?」とは聞くけど、私の意見なんて聞く耳もたず。
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