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明日 咲く花
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2005年10月08日(土)  いわば、愛を捨てたようなもんよ

平日の睡眠不足を補える土曜日。

しかし、今日は三女の文化祭なので早起きを強いられる。

這うように、布団から脱出。(といっても、いつもより1時間遅い起床)


居間に入ると、お決まりの、夫『ソファで爆睡中』
夫の足下には、ワンコ『お腹を天に向けて爆睡中』


テーブルの上には、昨夜用意した食事がそのまま残されていた。


わずかに、おみそ汁だけ食べた痕跡が。



夫くんは、昨日胃痛でしんどそうだった。
カスのような思いやりを駆使して、和食メニューを用意した私。
焼き魚も、夫が帰る時に温かいようにと、寝る直前に焼いた。


そのまま、残されてるやん。(ー_ーメ)



一応、名義上は妻なので、夫の身体をまず心配したのにな。

夕食も食べられないほど、胃の調子が悪いのか…。
かわいそうに…。って。


でもね、それは杞憂だった。


昨夜は、店が終わった後、常連さんと中華屋で盛り上がったらしい。
それで私の心づくしの手料理を食べられず、酔っぱらってソファで
爆睡したのだ。


なーんにも悪びれもせず、そう報告する夫。


「ご飯、せっかく作ってくれたのに食べられなくて悪かったな」


そう言わんかいっ。

このところ、私が文句を言わずおとなしいからって、甘えてやりたい放題
するんじゃないよ。


腹が立つから、夫の残したおかずは全部捨ててやりました。
もったいない話です。←なら、妻が食べなさい



結局、胃の痛みってのは、たいしたことなかったのね。
飲みに行けちゃうくらい、しょーもない痛みだったのね。


心配して、損しちゃった。




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夫は言わなかったけど、奈美ちゃんも一緒に飲んでいたのは明白。

昼食時も、奈美ちゃんの事を誉める誉める。


「わかった。家族は捨てて、あんたは奈美ちゃんと第三の人生を歩けよ」


そう心でつぶやいた。
あくまでも、心の中で。

近い将来、夫に向かって、言いそうだ。
思いやりごっこは、もう疲れた。



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