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3年くらい前まで、夫用のゴルフ衣装は私がコーディネート していた。 「明日、ゴルフだし」と言われれば、自分の洋服を選ぶより 真剣に、クローゼットの前で悩んだものだ。
しかし、これではいけないと気が付いたのだ。 服も自分で用意できんと、なにがゴルフだ。 なにが「ワシは男だ」だ。
男なら、自分のことは自分でせなあかん。
すったもんだの末、ゴルフの服は夫自身が準備するようになった。 (毎日の仕事用服の用意&パジャマや下着の用意は、未だに私の係)
だけど、自分で用意させるとヤキモキする事も多いのだ。
今日も、ゴルフ。 出発10分前、いざ出陣と衣装に着替えた夫。
暗い色目の横縞ポロシャツ+秋色チェックのズボン。
「・・・・・横縞とチェックの取り合わせはまずいんじゃない?」
思わず、言ってしまった。
「そうか?なんも考えんと着たんやけど。。。変やないやろ」
そう反論したくせに、とたんにそわそわしだした。 おもむろに立ち上がり、服装チェック。
「変かな〜?」
「ファッション業界勤務の次女が洗面所にいるから、聞いてみたら?」
「いや、ええ。。。。変かな〜?」←次女に聞けよ
「ストライブとチェックの組み合わせは、高等技術だよ。 デザイナーとかは、そういう組み合わせをする事がある」 (だけど、あなたはデザイナーではないと、心の中で突っ込む)
常日頃から「お前のセンスは悪い。ワシはセンスがいい」と威張ってる。 それなのに、センスの悪いだろう妻にファッションチェックされて 不安のルツボに陥る夫。
とうとう、着替えた。勝ったぞ。
あ〜、でも、その組み合わせも問題だ。 そのズボンをはくのなら、白か明るめのポロの方がいい。 そして、もう一つ重大な問題も発見した。 「そのズボン脱いで、5分待って」と言いたい。
しかし、着替えた本人はこれで満足した様子。
ここでだめ押ししたら、絶対に切れる。
夫婦生活22年近い妻だから、その後の夫の行動が見なくても見える。
言うのは、止めた。 そのまま行け。
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