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今回の夫婦喧嘩で感心したのは、
夫は、謝ることができない人間になってしまったってことだ。
昔、若い頃は簡単に謝ったものだ。 それが、月日が経ち自営業主として社長(正社員はいないが)の 立場になり、一家の主として家の中での最大の力を持つようになり、 人に命令・指導・非難はお手の物になった代わりに、人の下に身を 置き、へりくだる・謝ることを忘れてしまった。
夫婦喧嘩は両成敗だ。
「全面的にお前が悪い」 「お前は自分のことばかり考えている」 「お前のせいでワシの精神状態はボロボロや」
そう夫が憤りながら語る口元を見ながら、(お互い様)と心の中で つぶやいた。
全く非を認めないのなら、こちらが非を認めようではないか。 謝っておけば、丸く収まるのだから。 なんだか、喧嘩することが面倒になってきた。
素直に謝る私を見て、夫はひどく意外そうだった。 そして非常にほっとした顔をした。
「ワシは、これからもやりたいようにやる。誰にも文句は 言わせへん」
豪語しとけ。 言うのはタダだ。
これでいいのだ。 非を認められない人間になった夫を、かわいそうだと思った。 成長のない人間だと思った。 そんな夫を持ったのは、私の責任でもある。 だから、責任の始末は私がつける。
とりあえずは、明るい家族で。 それは、自分のために。娘たちのために。
私が笑っておけば、ノープログレムよ~。←悟ったらしい
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