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現実逃避には、読書。
友人の勧めで、宮本輝の『流転の海』を開く。
およよ、これ、読んだことあるわ〜。 でも、事がどう運ぶか覚えてない。←じゃ、読んでないのと一緒だ
第1部、主人公の熊吾って、夫と性格が似てる。 ・剛気でありながら小心な、どう猛でありながら涙もろい、 極めて知的な部分と粗野な部分とを混然と合わせ持ってる。
ただし、熊吾は妻に暴力をふるう。ここが違う。殴る蹴る。 夫は、言葉の暴力のみ。 え?言葉だけでも同じようなもの? そうか。
雷が落ちたあと、またハンストするのかと思ったらそうでもなく。 静かに食事して食器を台所まで持って行って、夫は仕事に行った。
じっとしていたら、またいつもの風景に戻るんだろうか。
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