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「なんや、昨夜はわけのわからん日やった」
寝起きの夫がそうつぶやいた。
夜行性なので、仕事に行く前の夫は昼行灯。 会話をしていても、いまいち焦点が定まらない。
その夫の説明を聞いた。
どうやら、昨夜の酔っぱらい達は『泣き上戸』だった模様。
あっちでも泣くし、こっちでも泣く。 静まったかと思ったら、また他の人がもめている。
昨夜、夫の店で『悪戯な酒の妖精』が暴れていたのだろうか?
様子を把握しきれなかった理由は、夫も酔っぱらっていたからだ。
「今夜、バイトの奈美ちゃんに事の顛末を聞くわ」 と言って仕事へ行った。
奈美ちゃん、頼りになるね。 オヤジ達にもまれて、日々成長する奈美ちゃん27才。
酔っぱらうと泣き上戸になる気持ちもわかる。
時は春。 満開の桜を見た後、アルコールで精神が解放される。 心の中の弱い部分が、懺悔を始めるのだろうか?
私は、残念なことに、ここ最近は『泣き上戸』でも 『からみ酒』でもない。←偉いでしょ?
一人静かに杯を進め、眠くなったら布団に入る。
おもろない。おもろない。
常連M夫婦@還暦が、私を飲み会に誘ってくれるらしい。 その電話を心待ちにする日々だ。
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