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「な〜、三女〜。お父さんのこと好きか?」夫が聞く。
「な〜、好きか〜?好きか〜?」j何度も聞く。
三女は、面倒そうな顔をしながら 「うん、好き……」と小さな声で答える。
「そうか、好きかっ」夫は、満面の笑みをたたえ満足そう。 「ほなら、500円あげよう」
「わ〜い♪」 まだ中3の三女なので、500円もらえて小躍り。
「な〜、お父さんのこと好きか?」また、夫は聞く。
三女は辛そうな顔で 「うん、、、、好き……」と答える。
夫は、満足そうな顔。 「でも、もう500円はやらん」
どっひゃ。(x_x)
なんのかんのと言いつつ、家族みんなで三女には甘い。
ひどく頼りなくて甘えん坊の三女。
長女は「三女の面倒を一生みてやりたい」と言う。 「きっと、おばさんになっても三女はかわいいやつだよ」
次女は「三女に彼氏ができたら紹介させよう」と言う。 「どんな男かチェックしなくちゃ。私が納得せなあかん」
そして夫も、長女次女の成績については厳しかったのに、 「三女、好きな高校へ行きや」
「お父さん、●●高校へ行きたい〜」
「あそこは、名前と住所が書けたら行ける高校や。書けるか?」
「うん、書ける」
「ほな、行け」
いいのか?ほんとにいいのか?
それでも私も、三女が楽しく高校に通えれば良いと思っている。
あ〜、こうして末っ子の性格は作られていくのかも〜。
まさに、将来の長女と三女の姿だ。
おっちゃんになった現在でも、夫は「にぃちゃん、にぃちゃん」。 三女がおばちゃんになっても、きっと「ねぇちゃん、ねぇちゃん」と 言うんだろうな。
末っ子万歳♪ |
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