お参りに行く人の列が、とても遠く見えた。まるで、白昼夢みたいな。私には、叶わないことだった。でも、卑屈な想いは全くなかった。皆、疲れた顔をしていたから。神様がいるのなら。今年は、皆がもっと楽に暮らせますように。