ことばとこたまてばこ
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2008年01月16日(水) 羅列のぶつ切り言語

まともな人間の話題は自分のことぐらいさ
「71フラグメンツ」

オッパイ イッパイ 見ちゃったぜ♪
うちの庭で オッパイが解禁だ♪
オッパイ通りに行ってくれ♪
ピンポーン “どなた?” “オッパイよ”♪
「超能力学園WXY」


おれのこの無音楽を、喧噪のただ中から逃れ得ない可哀想な君らに聴かせてやりたいと思ったよ。

裸体で海に飛び込んだ
ぎりぎりと極限まで冷たい水がおれを包む
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い!
水が こんなにも 痛い!
荒れ狂う水面に顔を出す
陰鬱な曇り空を見つめる
大きな波が ざぶり 鼻にしょっぱい水が盛大に入り込む
嗚咽 むせび泣く 寂しくて 寂しくて!
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い!
寂しさが こんなにも 痛い!

「ぼくはパイロットになりたい」
「お茶でもどうぞ」
「おはようございます」
異形のぼくの口から紡がれるまったく尋常のことにおめえはどうしてそんなにきょどる?
あはは、見かけでぼくをすっかり舐めきっているおめえらの横っ面を張り飛ばしたい。

兎の眼はうつろでとても怖い。見ちゃ嫌よ!

たくましい愛

鰐に喰われぬよう、お気をつけなさい。

無信教だと思っていたが違った。
おれは音を強く信仰しているのだったー・・・。

ブラックホールに我が信念を投げ捨てた
遠ざかる とおざかる とお ざ    か

雨音が湯の上で響く

音で笑っているのか
音が笑っているのか

無音(ぶいん 意味は?

思い出はふとした拍子にやってくる

ふてぶてしい奴

木の棒で指し示していたのは「ワ」の文字

いがぐり頭をうなだらせて見ていたものは黄色い砂塵

それは嘘をついているのだろうけれどもほんとに様になってたよ
今の一瞬の表情ですべてがほんとらしいぞと思いそうになったぞ

世界の美が到底たちうちできなかったよ

暗い海

かよわい命などない
命自体はそれこそ隙あらば少しでも長らく輝こうとぎらぎら企む油断ならぬものだのに。

ばたりばたり
人が行き倒れていた。何事ぞ、と思えば単に眠たかったから寝ていただけのことだった。良い国だ。

死出の旅。

皺の一本一本にどれだけの物語があるかなんておめえは知らぬはずなのに何故そんなに軽んじる?

汚れた家族はそれでも凛として見つめくる眼差し

ぐちゃぐちゃにどろどろな泥に深くうがたれたタイヤの跡を踏みしめながら、陽の沈む方角の西へと向かう。

男は片手で妻子に見えぬようにと顔を汚れた手ぬぐいで顔を隠してから、
どうにも行き止まった生活の苦渋による翳りを顔に走らせた。
間もない最後の刻にむけての少しばかりのやさしみ。

事故の間際に母が残した電話の留守録音を音無し子の息子、知らずに消した。



節度を知り、同時にそこから知りえた狂気を
血の味と痛みのきらめきを感じながら
ブーゲンビリアの灼熱色を鮮烈に想いつつ
流転する光と影、もしくはうずまく生死を
言葉でつむぐ
世界で映す
おれの道

頭の中に柿が生えている
ぶつぶつと橙色の塊、乱れて

煙草の煙とあくびの色は同じだ

ただ黒いだけじゃたまらない、あの美しいモノクロ写真のように優しい灰色。
そして強烈なコントラストの漆黒、そして純白。狂おしく濃淡に満ち満ちた影。
影でもそれでもわたしは美しくありたいのよ、とおれの影は云った。

おかまのハードパンチャー

こみあげてくる赤錆色の情感に押し寄せられて、全身の肉が分解するほどに泣いた

背中に魂の詩の歌詞を彫った

緑の中にいくばくかの腐った赤色が混じり、そうして緑はより完全な緑色と成り得た

皮肉なことに血が存在意義を物語ったのだった

もう出席とっちゃいました?

そう、そうだ、その一本の網にすがって溺れぬようにしなさい
はは、溺れているおめえのたてるさざなみがまるで命の波紋のようだよ

床に散らばる精液とあのシラスの束、まるでそっくりでやんの

まどろみは女のそばで

明日の世界へは是非とも三輪車でゆったりと、そう、ほんとの
ほんとにゆったりが過ぎて気が狂いそうなほどのゆるさでもって行こう

よろしくって

光は皺を浮き立たせる

光はさほどおめえを照らしはしていない

「言葉はいらないさ」と格好良いことを言う人達もまだ
雑音によるニュアンス、までは未だ考えが至らない
しょうがないのかな、しょうがないのかね

筆談はつまるところあとまわしの言葉なんだ

魂も彼方に飛ばされそうな突風

音にリンチされる

荒野にて生える花の味

みつめる まどろみつつある君
ああなんて良い心持ち ああなんてまどろみ

「ダンスの正体」
音は人を包むんよ、そのあたたかさがなんとも気持ちよくて
彼らはつい身体が動いてしまうのだよ


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