ことばとこたまてばこ
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暖かみの残るミルクだけを残して帽子男は去った。
幾星霜も過ぎた晩、とうとうわたしは帽子男と巡り会った。
どうして消えた、どうして消える、どうして。と尋ねた。
角が生えたから、と言い男は帽子に手をかける。
帽子をとりのぞいた頭のてっぺんに紛うことなき角が一本にきりと生えていた。
角が生えたから、と繰り返して帽子男は背中丸める。
動揺したわたしはなんだか踊らずにいられないわ。
ツッチャカ ツッチャカ カッチャカチャカ チャンチャカ チャカ!
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