今日ボクは庭の隅に顔を出したフキノトウを見つけた。 ボスとアキコがまだ山で鶏を飼っている頃、小さいボクは フキノトウ探しの名人と言われていたのだ。
あの頃ボクは小さかったので、フキノトウを見つけるとアキコが ほめてくれるのでいい気になって、見つけたハシからフキノトウを みんなかじってしまったのだ。
今のボクはオリコウなのでフキノトウをかじったりしない。 今は写真を撮る時にアキコが「食べ頃だわね」と言うセリフに ドキドキしながらフキノトウが採られず無事に花を咲かせることを 願う自然派の犬なのだ。
今日はアキコもフキノトウを採ったりしなかったのでボクは ほっとしている。 こんな寒い季節に頑張って顔を出したフキノトウを採ってしまう なんてやっぱりできないのだ。
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