突然だが、1曲歌わせていただくのだ。
♪ 静かな 静かな 里の秋 お背戸に 木の実の 落ちる夜は ああ 母さんとただ二人 栗の実 煮てます いろり端 ♪
あぁ、いい曲なのだ。
なぜボクが突然歌を歌ったのかと言うと、今日ボクが庭をうろうろして いたら、カラスウリのつぼみを見つけたからなのだ。 カラスウリの花の季節は終わったのだが、今頃になって花を咲かせよう としているつぼみがあったのである。
このつぼみをじっと見ている時、ボクの心に響いてくる声があったのだ。 それはもちろん「では、1曲どうぞ!」という声だった。 カラスウリのつぼみはマイクによく似ているのだ。 こんな風にマイクを向けられては歌の一つも出るというものである。 この季節、秋の虫たちの伴奏もなかなかステキなのだ。
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