今日の日記は写真なしなのだ。 写真がないと、頭の中でその風景を想像することができるので、たまに は写真がない日記も良いのだ。(と書くように写真をさぼったアキコが 言っていた。)
今日、ボスとアキコが家に帰って来たのはもう日が変わる頃だった。 二人が帰って来たので庭に出て、空を見上げたボクは空の美しさに驚い てしまった。 いつになく真っ黒い色をした空にいつになくたくさんの星がキラキラと 輝いていたのだ。
明るい星、暗い星、たくさんの星が空にあって、お隣の畑の向こう側に ある山の上から反対側の山の上まで、空のてっぺんを通ってうっすらと 川のようなものが見えた。
これが噂に聞く天の川というやつなのだ。 黒い空を横切るように流れる川は、たくさんの星に飾られてとてもきれ いだった。 七夕にはこの川のところで織り姫と彦星というカップルがデートをする のだと聞いたことがある。 ボクもこんな川の近くでステキな彼女とデートをしてみたいのだ。
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