ゲンゾー日記
2007年04月09日(月)  日本の春 

夜になると冷える日もあるけれど、ボクのまわりは春でいっぱいなのだ。
ボクの観察によると、ボスもアキコもボクも浮かれているが、草花たちも
昆虫たちもかなり浮かれている。

ボクが散歩に出かけると、タンポポや菜の花、その他たくさんの花の周り
をブンブンと音をたてながらたくさんの虫が飛び回っているのだ。
ボクが見つけたこのミツバチも春の訪れを全身で喜んでいるようだった。
タンポポの花から花へ飛び回り、顔も体もタンポポの花粉だらけになって
いたのだ。

ボクとアキコが観察したところによると、今年はボクの散歩道に生えてい
るタンポポの8割が日本のタンポポなのだ。
アキコは自分の「西洋タンポポ撲滅作戦」が功を奏してきたのだと確信し
ているらしいが、ボクはまわりの農家の人たちがきちんと土手を野焼きし
ているからだと思う。
野焼きをすると、新しく飛んできた外来種の種は全部焼けてしまって、そ
の土地にずっと生えている植物がきちんと育つのだそうである。

日本の春には日本の植物がよく似合う。
こんなに素晴らしい季節がある場所に生まれて、ボクはとても幸せなのだ。


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