今日ボクは散歩道にあるキヅタの実を観察してみた。 散歩に出かけた時、ボスが近所のおばあちゃんに会って立ち話をしていた ので、のんびりキヅタを見て待つことにしたのだ。
キヅタはツタのように木に這い上って大きくなるツル性の植物だが、ツタ よりも太くて木のようなので「木蔦(キヅタ)」という名前らしい。 冬でも葉が枯れないので「フユヅタ」という名前もあるらしい。
ボクが今日見て気になった実は、右上の方にある穴ぼこが空いた実なのだ。 鳥につつかれたのか、虫に食われたのか、それともどこかにぶつけたのか、 上に丸い穴が空いていて、とても愛嬌があった。
もしかしてこの穴から実の中を覗き込んだら、中に違う世界が広がってい て、小さなオニたちが酒盛りをしていたり、中に小さなお姫様が眠ってい て、育てると月の世界へ帰って行ったりするかもしれない、と思いついた ボクが中を覗き込もうと思ったらボスとおばあちゃんの話が終わった。 今日は結局キヅタの実の中を覗かずに終わってしまった。 今度キヅタを見る機会があったら、あの実の中を覗き込むのが楽しみなの だ。
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