ゲンゾー日記
2006年12月02日(土)  フユイチゴ 

今日ボクはボスとアキコと一緒に山へ出かけた。
昨日の夜は風も強くてとても寒かったが、今日はポカポカと暖かくて本当
に気持ちのいい日である。

いつものようにボクがガサガサの草むらを歩いていると、地面の上に赤く
てきれいな実がなっているのを見つけた。
これはボクがよく知っているフユイチゴの実なのだ。
ボクがこの山に住んでいた頃、冬になるとよくアキコと一緒にこれを採っ
て食べたのである。

フユイチゴは心臓型のようなゴソゴソした葉っぱをつけたツルが地面の上
を這うように伸びるのだ。
だいたいのイチゴは春から夏に実がなるのに、これは寒い時季に実がなる
イチゴである。
暖かい間は地面すれすれのところでぐったりしているのに、冬になると急
に元気になって赤くてきれいな実をたくさんつけるのである。

この実は甘くておいしい実なのだ。
さっそく・・・と思ったらカメラを構えたアキコにぐいと押されてしまっ
た。何でもまずは写真に撮らないと気がすまないアキコには本当に困って
しまう。


 < 前の日記  もくじ  次の日記 >


ゲンゾー [たまごや石鹸堂ホームページ]