ゲンゾー日記
2006年11月29日(水)  セイタカアワダチソウ 

毎年秋になると必ずあちこちに咲くので日記に書くまでもない花の代表
がこのセイタカアワダチソウなのだ。
この草は根っこから他の植物の生長を邪魔するブッシツを出して、自分
たちだけ勢力を伸ばそうとするズルいヤツなので、ボクはあまり好きで
はないのだ。

この草はアメリカからやって来た草らしい。
来たばかりの頃は黄色くてきれいな花が咲くというので、喜んで植えた
人もたくさんいたらしいのだ。
この草がたくさん咲いている土手は確かに黄色に埋め尽くされてとても
きれいである。
近くで見てもなかなかかわいい花なのは間違いないのだ。
でもやっぱり他の植物を邪魔するブッシツを出すというのが何だかイヤ
である。

こんなものがアメリカから入って来て・・・と快く思っていない日本人
もいるらしい。
でも、日本からアメリカに行った「クズ」もアメリカ人から相当嫌われ
ているらしい。
クズがアメリカに渡った最初の頃はアメリカでも「崖崩れを防ぐ草」と
してクズが喜んで植えられたらしいのだ。
でもまわりの木も覆い尽くすほど強いクズの生命力にアメリカは閉口し
ているらしい。

もともと自分たちのまわりにない植物が海を渡って繁殖するというのは
自然ではないことなのでよくないとボクはいつも思っているのだ。
セイタカアワダチソウもクズも、自然を無視したことのバチなのだ。


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