ゲンゾー日記
2006年11月24日(金)  ボケ 

今日は雨の予報が出ていたらしいが、午前中から日が射して気持ちのいい
1日だった。

昨日「キンロウの日」で忙しかったボクは、今日はゆっくりお昼寝を楽し
んだ。
庭のベッドにごろんと横になって暖かいおひさまを楽しんでいたら、庭の
ボケの花が咲いているのを見つけた。
このボケの花は年中、決まった時季に咲くのではなく、気が向くといつで
も花を咲かせる「四季咲き」の花なのだ。
(四季咲きだからと言って「四季ボケ」と呼ぶと「色ボケ」と間違われて
可愛そうなので、「四季ボケ」と呼ぶのはやめておこう。)

この木は今年の春、桜と同じ時期に花を咲かせて失敗した木である。
桜と一緒に咲いてみたら華やかな桜と比較されて、自分が脇役くらいにし
かなれないことを悟ったのだろう。
今までずっと「どうしたら自分が花形になれるか」を考えていたのかもし
れない。
今回は花が少なくなったこの時季にきれいな花を咲かせて見事にボクを喜
ばせてくれた。

ボケの作戦は大成功である。
春に咲いた時は「地味だ」と思ったが、こうして見るとなかなかステキな
花だと気づく。
白から薄紅色に変わっていく花びらの感じがとても良いのだ。
せっかく四季咲きのナイスなヤツなのだから、これからも花の少ないこん
な時季を狙って花を咲かせてほしいものである。


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