写真はアキカラマツの花である。 この草は花が唐松の葉っぱににている「カラマツソウ」の仲間で、秋にも 花を咲かせるから「秋唐松」というのだそうだ。
花と言っても、この花には花びらがないのだ。 開花するとガクも落ちてしまって、おしべとめしべだけになってしまうら しい。めしべは小さくて見えないので、花らしい部分は全部おしべなのだ。 花びらがないので派手さはないが、線香花火のようでなかなか面白い花で ある。
この草は花が咲くまで名前がわからなかった草なのだ。 葉っぱの形が独特で、葉っぱを眺めているだけでもなかなかステキな草な ので、葉っぱだけの頃からアキコがよく写真を撮っていた。 草の名前がわかったのも、つい最近のことらしい。 何なのかわからなかった植物の名前がわかった時、アキコはとても嬉しそ うである。 これで来年小さな葉っぱが出てきた時にも「アキカラマツの新芽が出た!」 と喜ぶことができるというものである。
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