ゲンゾー日記
2006年08月02日(水)  ヤマノイモ 

今日、ボクはアキコと一緒に家の裏側へ行った時に、ヤマノイモの花を見
つけた。
散歩道にもたくさん生えているヤマノイモだが、花をつけているのはこの
ヤマノイモだけである。
白い水玉がついた茎が空に向かってぐいと伸びていて、なかなか素敵な形
をしていた。

ヤマノイモを教えてやったら、アキコはとても嬉しそうだった。
何やらこのヤマノイモ、根っこは山芋のように食べられるし、冬になると
ムカゴというおいしいものが茎にポツポツできるらしい。
ムカゴはご飯と一緒に炊いて食べるとおいしいらしいので、アキコは一度
食べてみたかったのだそうだ。

ムカゴの説明をしてくれたアキコはヤマノイモの花を観賞しているような
フリをしていたが、心は遙か冬のムカゴへと飛んでいるようであった。
やはり植物の美しさがわかるのはボクだけなのだ。

そんなことをしているうちに、蚊がたくさん集まってきたので、ヤマノイ
モ鑑賞も終わりである。
アキコは「おいしいムカゴをたくさんつけてね」、ボクは「お花がとても
きれいだね」と言ってヤマノイモとお別れしてきた。


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