今日、ボクは散歩道でへんてこな模様のてんとう虫を見つけた。 このてんとう虫はナナホシテントウという、黒い星が7つあるてんとう虫 のはずなのだが、何やらこのてんとう虫の模様はへんてこりんだった。
どうしてこの子はこんな変な模様なのだろうかとボクは考えてみた。 この子の模様が変なのは、きっとこの子の模様を描く時に神様の手がすべ ったからに違いない。
神様は暴れん坊の犬を飼っていたのだ。 神様は息をとめて丁寧に星を描き込んでいたのだが、この子の星を描いて いる時に、飼い犬が後ろから神様の背中をドーンと押したに違いない。 だから筆がすべって星の2つがつながってしまったのだ。
この子の星がつながってしまった時、神様は飼い犬をしかっただろうか。 この子が「いいよ、気にしないよ」と言ってくれたので、飼い犬は神様に しかられずに済んだのだろう。 このてんとう虫はきっと心優しいてんとう虫に違いない。 心優しいてんとう虫だという証にこの模様のまま地上に現れたのに違いな い。
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