ゲンゾー日記
2006年01月08日(日)  海 

今日、ボクは生まれて初めて海へ行った。
ボスとアキコがボクを海へ連れていってくれたのである。
ボクの庭から海まではクルマというのに乗って25分であった。

「海に着いたよ」とクルマから下ろされたが、ボクは海という
のがどれのことかさっぱりわからなかった。
湿った砂が続く広い場所で、向こうに大きな水がゴウゴウと音
を立てているばかりであった。
格好良く写真を撮ってもらおうとオスワリをしてみたが、後ろ
から大きな音が聞こえるのでボクはどうにも居心地が悪かった。

ボスとアキコはボクを海に連れていったら喜ぶか怖がるかを楽
しみにしていたらしいが、ボスとアキコはボクを見て「怖がる」
と結論したようである。

男らしいボクは決して怖がった訳ではないのだ。
ただ、とても居心地が悪くて早く庭に帰りたくなっただけなの
である。
カモガワの海はとてもきれいだと聞いていたので、海が似合う
男ゲンゾーになってみようと思っていたのだが、ボクはもう海
に行きたいとは思わない。
ボクは山の男ゲンゾーとして生きることに決めたのである。


 < 前の日記  もくじ  次の日記 >


ゲンゾー [たまごや石鹸堂ホームページ]