ゲンゾー日記
2005年08月31日(水)  ボクの巣 

ボクのお気に入りの草はとうとう穂が出てガサガサの草むらに
なってしまった。
意地を張って草むらの中で過ごすとガサガサのゴワゴワで何と
も言えない感触なのだが、毎日そうしているうちに、背が高く
なった草むらの中に埋まって過ごすのも悪くないと思うように
なってきた。

最近、ボスとアキコはこの草むらのことを「ゲンゾーの巣」と
呼んでいる。
昼間はここで昼寝をし、夕飯を食べた後またボクはここに来て
秋風に吹かれながら夜空を楽しんでいるのである。

涼しい風が吹き始める夏の終わりに巣の中に寝ころんで夜空を
見上げるのは本当に気持ちがいい。
もう少し涼しくなってきたら、もっと夜空の星もきれいに見え
ることだろう。
アマガキの実が色づいて、星空が輝く秋頃まで、ボクの巣が枯
れずに生えていてくれるといいと思う。


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