新・ぽ組じゃけぇ!!
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2007年11月04日(日) 人それぞれ

胸にウッと来るものは違うのよね、きっと。

私は今日、DVDで録画したのを旦那が見てた「ALWAYS 三丁目の夕日」にウッとなって、こもった。
泣き顔を誰にも見られたくなくて。

私が育ったのは昭和40年代なんだけど、実家は昭和30年代を生きてるような家だった。
焼夷弾が物置から出てきた家ですよ。大正ロマンの香るようなガラクタが、あちこちにあった家ですよ。
台所の横にあった冷蔵庫は、超レトロな小さい冷蔵庫だった。冷蔵庫が発売されてしばらく経った頃の、
骨董屋に行けばありそうなやつだった。
蓄音機も火鉢も書棚も文机も電気のかさも、それこそ「温故知新」で売ってそうなものの宝庫だった。

だからあの映像を見ると、なんにも知らなくて無邪気だった自分を思い出すのね。

もしかしたらハルちゃんのお母さんもそうなのかも。
私だって、40年も生きてきたら、振り返る思い出も増えてくる。
苦しかったこと、悲しかったこと含めて、やっぱり懐かしい。
郷愁を覚えて、万感胸に迫るってこと、年を重ねたらそれだけ多くなる。

でも私は富士屋ホテル、昔から行ってみたいと思ってるの。
たとえ泣いても、私はああいう建物が好きだから。

親孝行は難しいかもしれない。私だって親孝行なんてできてないよ。
でも・・・きっとハルちゃんが連れて行ってくれたってことだけで、じゅーぶん親孝行だと思うよ。

私にはお母さんが三人いる。産んでくれた母、育ててくれた母、旦那はどーでもいいんだけど、旦那の母。
その誰にも親孝行なんてできてない。

でも私も一応母親だから、どっちの気持ちもわかる。娘としての私、息子の親としての私。
私は、息子が「おてつだいする」とか、「あしのうらマッサージする」とか言ってくれるだけでうれしいもの。
そういう気持ちが大事なんだよね。こころが入ってるってこと。

だからハルちゃんのお母さんも、ハルちゃんと旅行できてうれしかったと思う。
勝手なこと偉そうに言ってごめんね。


夏緒 |HomePage

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