新・ぽ組じゃけぇ!!
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ゆうべ、うたってきた。昭仁と一緒にしたら本当に申し訳ないけど、昭仁の気持ちがよくわかった気がした。 泣くのをガマンして歌ってたから、音程フラフラだし、声を響かせて出せてる時もあったけど、語尾は泣きでふらくつし、 歌詞は二回ぶっとんだし、ファルセットだの裏声だのが、全部声裏返っちゃったみたいで、自分の中での出来がものすごく低くて・・・ でも、そういううたにじーんと来たって言ってくれた人がいた。
昨日育児日記にも書いたけど、来月から海外に赴任するそうで、みんなでハッピーバースデーを歌った。 その方の誕生日、10月15日、昭仁とおんなじだったんだよ。
帰り際に、ちょっとその方とお話ししたんだけど、去年その方も初めて参加した時に、歌をうたったんだそうで。 その時の緊張を押さえながら歌った自分と重なって、私のうたに「一言言いたい」と思って、「あやねさんのうたにじーんときた」と 言ってくれたんだ。 (あ。あやねのニックネームで出ました) その方が言ってたもう一つの言葉、「うたっていいですよね。うたうってことがひとつの楽器ですから」。 これ、ポルノさんも言ってたよね?おんなじ言葉を聴けたってことにも、つながってる糸のはしっこを感じた。
うちの旦那は理数系デジタル人間。ゆったりと時間を気にせず、話や音楽を楽しむ空気はふだんからまったくない。 職場もそういう人ばっかりで、ああいう空気はありえない。
でも私は元々アナログな人間で、ゆっくりと時間が流れる家に育った。もちろんもめごとはたくさんあったけど。 私はこういう世界が合ってるんだ、って今さらながら思った。 毎年、お正月に親戚で集まって、それはもう昼間っから夜遅くまで食べて飲んで、歌って、私は成長するほど なんだかめんどくさいって思ったりしてたけど、でも嫌いじゃなかったんだ、ってわかった。 ピアノのレッスンは中1でやめてしまったけど、その後の中・高校生時代は、ピアノを自分の好きなように弾いて歌って、 楽しんでたことを思い出した。
それと、私が味わってなかった世界がもう一つあった。 イベントが行われたカフェは、地元の大学生が主体となって経営してるんだけど、その学生の男の子たちが、ものすごくまったりしてるの。 まるで学祭で「うちのクラスは歌声喫茶やります」みたいな雰囲気。 もちろん私だって、学祭の時や部活の時は、好きなことやって楽しんでたけど、なにしろ私の短大時代は 家の中がたいへんなことになってたから(母が入院&家で寝たきり)、父と祖母のケンカは絶えないし、 私はある程度家事をやらないといけなかったから、学校から速攻で帰ってた。 短大時代を楽しむヒマがなかった。だから昨日のような男の子たちを見て、いいなぁ、うらやましいって思った反面、 そうか、今それを味わえばいいんだ・・・って思った。 昨日集まってた人も、もちろん若い人ばっかりじゃないから、ふだんはまったく別世界に生きてる人も、 こういう世界を味わいたい、忘れられない、そんな人が集まってたんだと思う。
最後の感想で私は、「こういう空気を味わうだけで、涙が止まらなくなります。やっぱり音楽っていいですね」なんてことを言った。
いい!音楽はいいよ!!それにやっぱりうたも楽器の一つだよ!! これから、ヴォーカルレッスンできるとこ、本気で探します。ある程度は調べてあるんだけど。 うたうことが好きだったことを思い出させてくれた、あのイベントにも、うたうことをすすめてくれた 心療内科の先生にも、私のうたに拍手をくださった方々にも、こころから感謝です。
おっしゃー!!ポルノさんの次のツアーも、たぶん東京のラストの日しか行けないけど、頑張ってチケ取るでぇーっ!!(^O^)/
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