久々にいろんな本を見て回った。
もちろんパピルスはいちばん最初に手に取って見たけど。ハルちゃんのページはまっさきに見た。
まだじっくり読めてないけど。でも今回から銀色夏生さんの連載も始まっていた。
大好きなハルちゃんと銀色さんの文章が、同じ雑誌で読める！！私にとってはコラボのような偶然に感謝。

そして呼ばれるように銀色さんの文庫コーナーに行ったら、なんと地元本屋では見たことない新刊が出ていた。
日付を見たら、もうとっくに見かけてていいはずのもの。なんで全然置いてなかったんだろう？地元には。(-_-;)
銀色さんがなぜ実家のある宮崎を生活拠点にしたのか、この本でわかるような気がした。
銀色さんも私も、やっぱり親世代がそういう年齢に達しているんだよね、きっと。
もう二度と銀色さんの日記のようなものは読めないと思ってたから、意外だった。
もちろんごくふつうの日記ではないんだけれど。

私が写真を添えた詩を書いてるのも、銀色さんの影響だ。私が鬱になって初めて読んだのが、銀色さんの写真詩集だった。
どんな言葉よりも胸に染みた。
この日記の「夏緒」も銀色さんの名前の音と、自分も好きな季節である「夏」という文字を一文字いただいた。

かつては読めていた長文（小説）たち。好きだった作家さんの文章が読めなくなったのも、
どこか同じ匂いを感じて、避けるようになってしまってたのかも。
初めてその作家さんが鬱になっていたことを、今日その本を手に取って知った。
自分と似ているから惹かれるんだけど、近すぎる感じがして遠ざかって行ったのは、こういうことだったからかもしれない。
ある時から、その方の文章を読めないというか、拒絶するようになってしまってたから。
今日も手には取ってパラパラッと見たけれど、買うことはなかった。

買ったのはハルちゃんと銀色さんの文章が載ってるパピルスと、銀色さんの文庫本。
まだどちらも、まったく読めてはいない。でもゆっくり読んでみたいと思う。

文章を紡ぎ出す作業の苦しさを知りつつ、また何か短い文章（詩止まりだろうけど）を書いてみたい気持ちが、
私の中で交錯している。

夏緒 ｜HomePage

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