ポルノは救いに来てくれる気がした。学童に息子を迎えに行った帰り、駅前の薬屋で薬を買って、寒い風の中家路につこうとした時。少し沈みがちな私に、息子が商店街のスピーカーから流れる曲を教えた。「おかーさん、ほら!」と言いながら。昭仁が「ジョバイロ」を歌っていた。なんだか涙が出そうになった。「オレ、天使」?「うん、天使」。