新・ぽ組じゃけぇ!!
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2006年01月14日(土) かなしみもよろこびもぼくがもつたくさんのなまえのひとつだから

「WHAT's IN?」を買いに、夕方本屋へ直行した。あわててページをめくり、ポルノのページへ。
キャッチ本で注文できることを知り、さっさと買って、夕飯の買い物を済ませたら、すぐさま帰宅した。

キャッチ本にて注文終了。

そして・・・今夜も泣いた。こもり部屋にこもって泣きながら、「愛が呼ぶほうへ」を繰り返し繰り返し聴いた。
自分の人生はこのまま終わっていくのかと悔やんで、泣いた。
タイムマシンがあったら、あの頃の私に会いたいと思った。
人生を捨てるつもりで自虐的に結婚しようとしている私を止められるのは、今の私しかいない。
でもそうしていたら、たぶんポルノには出逢えなかっただろう。
「サウダージ」も「アゲハ蝶」も「ヴォイス」も、心に響いてこなかったかもしれない。
「WHAT's IN?」にも載っていたあのFINALの、昭仁や晴一の言葉に涙することもなかっただろう。

こもり部屋から出てリビングに戻った。こもってから3時間は経っていた。
息子が咳を始めた。こんな時父親なんて頼りにはならない。無視している。
トイレに行くと言って起きてきた息子に、私は言葉少なに吸入をするように言った。
さっさと用意をして吸入を終わらせ、息子を寝かせた。

父親である旦那と結婚したことは、一生後悔し続けるだろう。けれど、息子に出逢えたことは
きっと後悔しない。どんなに精神を病んでも、泣いても、息子が咳をすれば、息子が苦しくならないように
吸入の用意ができる母に戻る。

やっとひとり静かになったリビングで、再び「愛が呼ぶほうへ」を聴いた。
苦しい気持ちがすぅっと楽になっていく気がした。
なんてやさしい曲なんだろう。
晴一、昭仁、この詞を書けるのは、この歌を歌えるのは、あなたたちしかいない。


追記。

夕方見た時は確か前のままだったのに、私が泣いている間にデザイン一新していた晴一のブログ。
私も写真素材をバックに文章を書くことが多いけど、こういうきれいなデザイン、大好きだよ。


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