新・ぽ組じゃけぇ!!
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2004年11月13日(土) |
今日は「拝啓、昭仁様」 |
初めて「サウダージ」で昭仁の声を聴き込んだ時を思い出していました。 あなたがその声でなかったら、私は惹かれはしなかったでしょう。 あなたの声は、癒しのように心地よく、それでいて切なく私の心に染み込んだのです。
自分の過去日記を、こちらの日記に移動させながら、当時の日記を読み返しました。 一生懸命でした。曲を聴いて、ラジオを聴いて、ポルノのデビューからの2年を埋めるかのように、 私は一生懸命でした。 自分自身に足りない何かをも埋めるために・・・。
そして、他のバンドと比べるわけではないけれど・・・ 私は、ポルノのアルバムはどれも完成度が高くて、バンドとしてものすごく惹かれました。 強い強い力を持ってる。 自ら創り出す詞が曲がサウンドが、私たちに訴える大きな力を持ってる。
初めて代々木にライブを観に行った時、なんてシンプルなステージで音を聴かせる人たちなんだろうと 思いました。 音で勝負するってこういうことなのか、と。
さっき、「小説のように」を聴きながら洗い物をしていて、思わず泣きそうになりました。 昭仁の詞が、年月を感じさせてくれました。 大人になってゆくあなたを・・・。
今は「アゲハ蝶」を聴いています。 私が完璧にファンになるきっかけになった曲です。 懐かしい・・・。 たかが3年ですが、私もこの3年でいろいろと変わりました。 詞の深さも、当時よりももっとわかった気がします。
ファンになったばかりの3年前よりも、息子のことに忙しくなり、曲をじっくり聴くチャンスも 少なくなってしまった私ですが、時々こうやって無性に聴きたくなります。 ポルノの音は、そういう私の耳にちゃんと答えてくれる。
ポルノに出逢えたおかげで、彩音としていろんな話を書くこともできました。 人は音楽に救われることもあるのだと、学ばせてもらいました。
そして今は「サウダージ」を聴いています。 こんな曲を創れる、歌えるバンドがいるんだ、と衝撃を覚えました。 初めて買ったポルノのシングル「サウダージ」。 涙が出てきました。 この曲に出逢えてよかった。 またライブでぜひ聴かせてください。 私にとってたぶん、永遠にいちばん好きな曲になると思うから。
そして「黄昏ロマンス」です。 もしかしたら私たちの年代の、身近にころがっている心情かもしれません。 「君にとっての幸せがいったいどこにあったのか ひとつくらいは増やせてあげられたかな」 そう想ってもらえるように、私も生きてみたい・・・。 そう想ってもらえたら、人生本当に幸せですね。
そしてまた「小説のように」を今聴いています。 「嗚呼 あなたに愛される事で 僕は輪郭を縁取られ色が付いてここに居る そして僕もまたあなたを色付けて行く事が行く事が出来るはず だから聞いてよ 僕が生きる理由を」 この詞が私の胸に強く響いてきます。 ほころびても何度も繋ぎ合わせることができるのが、本当の愛だと、私も思う。
素敵な曲をありがとう、昭仁。 これからもたくさん、心揺るがす曲を唄い続けてください。
かしこ
夏緒
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