針の穴に通された光
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2006年03月27日(月) 恋だの愛だの

いまどき、恋だの愛だの言う人はめっきりいなくなりました。
はっきり言わないのが美徳なのかも知れません。
直接言わずに済む道具も着実に浸透しているわけです。
結局のところ、直接言わずには何も解決しないわけですが、
とりあえず離れていながら今の気持ちを伝えやすい世の中。
固定電話よりも個人の電話への移行。
一つの電話番号は、ある人へ帰属するわけです。

そうなると、広く一般に掲載される電話帳のような認識番号ではなく、
ただ唯一の解除キー「鍵」であるから、教える相手は限りたいもの。
そうなると、ある携帯電話から携帯電話への通話は、
秘匿性があることになります。
これを利用することで相手と通じている、いわば一体感を得られる
と思う人は少なくないでしょう。

それだからこそ、自分の番号は滅多なことで知られたくない今日この頃。
数年前と今では、自分の番号に重さを感じるのは自分だけでしょうか?


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