声優さんと映画とアニメと
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2009年03月29日(日) やっぱり家族への愛

今日は朝からずっとF1開幕戦の中継を観ていました(TVから流れていましたの方が正しい表現かも)。
あたらしいレギュレーション、新しいシステム(カーズと言って、ブレーキング時の加減速を利用してエネルギーを回収蓄積再利用する"Kibetic Energu-Recovery"略してKERSシステム)を搭載しているチーム、タイヤがスリックに原点回帰、等々、大異変。経済危機でF1撤退のホンダからチームを買い取り、路頭に迷うところだったチームクルーを集めて急遽結成された新チームBrawnは、元シューマッハの懐刀のロス・ブラウンのチーム。Verginの資金を借りて急遽の参戦にもかかわらず、華麗にPole to Winという離れ業を成し遂げた。
ホンダさん、リリースしたのは鯛より高い最高レベルの魚だったみたいです。
面白かったなぁ・・・

思わず、鈴鹿のチケットを買ってしまいました。今年の10月は久々に(2年ぶり)にF1観戦決定です。
旦那さんがこれまた行く気まんまん。さっそく過去に6年ほど定宿にしていた民宿に電話。宿も押さえました。楽しみです。
(森川さんのイベントとかち合いません様に・・・祈りつつ)

マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと
主人公ジョン・グローガンの大ヒットエッセイを映画化。たぶん実話なんですねきっと。
筆者のグローガン本人をオーウェン・ウイルソンが演じています。
奥様がフレンズでおなじみジェニファー・アニストン。
結婚して、子育ての練習として犬を飼い始める。たまたま名前を考えて居るときにカーステレオから流れていたボブ・マーリーの曲。それでマーリーと名付けられた天真爛漫(天衣無縫?)で自由奔放な犬。なかなかしつけが上手く行きません。気性が穏やかで優しいのですが、とにかくやりたい放題、そこいらの物を噛みたい放題(笑)、飼い主は振り回されっぱなし。
やがて子供が次々に出来て家族が増え、グローガンは家族を養うためにコラムニストに、そしてつづられたのが破天荒な天真爛漫犬のマーリーと子供達の生活日記を交えたコラム。月日は流れ、家族はそれなりの喜怒哀楽のもと幸せな日々を送り、そして子供は成長し、犬はだんだん老いて行く。主人公のグローガンも、まだまだ自分に自信のもてなかった若い時代から、どんどん夫として父として精神的にも社会的にも成長していく様子が、本人にモノローグを中心に描かれて行きます。
原題がMarley&Meということで、グローガンとマーリーが供に過ごした家族との日々を描いて居ます。
結末は判っていて、きっとそうなんだろうなぁと予想をしていたし、自分にも経験がありましたので、本当に予想通りの展開でしたので、まさにわざとに作ったりヘタに狙った脚色したりしていない、ありのままのお話の映画化なんだろうなぁというのが良く伝わる、そんなお話でしたが、途中からもう泣き通しで、
エンドロールが終わって森川さんの名前がスクリーンに投影される頃にはハンカチがぐちゃぐちゃ。
久しぶりにどっと泣きました。犬や猫を飼っていたら、これはもう泣かずには観れない作品です。
家族の素敵さ、家族を愛することのすばらしさ、家族のために人生のいろいろな決断をすることが決して夢をあきらめることなのではなく、正しいことなのだという後の確信になるという事実。
いろいろな事を教えてくれる作品です。
若い夫婦、結婚しようと思っているカップル。そして犬を飼いたいと思って居る人、犬や猫を飼っている人、そしてそんな家庭の子供達、過去に動物と暮らした経験のある人。みんなに観て貰いたい作品です。

森川さんが、いつかのブログに夢をあきらめたらダメだ・・・と書いていたのは、もしかしてこれの吹き替えをした直後だったのかも・・・とふと思いました。ライブの直後だったので、てっきりお医者さんに怒られてへこんでいたのかなぁと思っていたのですが、もしかしたらこの作品の影響なのかもしれないなぁ・・・なんて思ったりもしています。

さて、その肝心の吹き替え版の出来ですが、これはもう、過去最高の完璧度。
途中から完全に森川智之が消え失せて、オーウェンが日本語をぺらぺらしゃべって居ました。
というか、この作品が吹き替えだったんだとはっと気がつくのは、毎回子供が喋るシーン。
それ以外の大人のシーンは、みなさんあまりに嵌っていて、素晴らしかったです。
オーウェンを演じる森川さん、いつものコミカルなトーンはほとんど出さず、ものすごくナチュラルに彼の自然体に近いのではと思えるほどの発声と演技。でもちゃんと声優さんモードの良い声なんですが、とにかく自然体の極み。最高でした。なのに、ベットで奥さんにささやく声がとても優しくてちょっと嬉しそう(エッチなこと考えているから、笑)。そしてマーリーや子供に話しかける時の優しさは半端ないです。
特に後半、年老いてしまったマーリーと一緒に散歩をして、とぼとぼと遅れて歩いてついてくる彼に優しく語りかけるシーンは、もう、声だけで泣きそうになるぐらい。
そして悲しいシーンでの森川さんの声は、本当に泣いているみたいで、それはもう、素晴らしいのなんの、オーウェンの表情以上に声の方はかなり泣いているシーンもありました。
なんとなく、一番最後のエピローグでのモノローグがそこはかとなく鼻声で、本当に泣いちゃうと一日中鼻声になってしまうから、と以前に森川さんがご自身で言っていたのをチラリと思い出しました。
やっぱり泣いた?泣いちゃったのではないかと・・・
冒頭のモノローグ、途中の年代を端折る場面でのモノローグ、などなど、話しを進めるのがすべてグローガンの視点なので、ずっと森川さんのモノローグとセリフで終始するという、ファンにはこれ以上美味しい吹き替え作品は無いぞと思えるような逸品です。
是非、是非、何度でも可能な限り劇場に足を運んで、森川さんの優しい夫でお父さんで犬の親友な声を聴きたいと思ってしまいました。

映画作品としても良い出来だと思います。わざとらしい、いかにも家族と犬はこんな絆で結ばれている・・・なシーンを無理にねじ込まずに、あくまでもグローガンが日常生活で感じた家族を通しての犬との関わりがメインになっている家族の愛とグローガンの人生を語っている作品です。
お馬鹿なマーリーの暴走シーンが宣伝でメインになっていて、犬が主人公のコメディ映画と勘違いしていまいそうですが、それだけのお話ではありません。

森川さんがアクセル君と語り合える様になったというのは、あの最後の散歩のシーンを経験して悟りを開いたに違いないと思いました。以来、私も旦那も、我が家の猫にいままでよりいっそう話しかけるようになってしまいました。

忘れないうちに
ASUKA5月号付録のマ王ドラマCD
ドラマ本編は10分ぐらい。コンラッドさんすべらない話を陛下としたくてノリノリなのに、ヴォルフラムとユーリは必死に阻止しようとする。でももうコンラッドさんを誰も止められない・・・そんなお話です。
コンラッド同様に森川さんがこれまたノリノリで、これはもう秀逸な出来。
某若で本な御大へのオマージュも飛び出しますし、なにより、思い出し笑いするコンラッドなんて初めてお目に掛かりました(聴いたが正しいですね)。
素のコンラッドに出会ったというのか、なんでしょう、アニメでのコンラッドがコンラッドの役を演じているよそ行きのコンラッドなら、このドラマの中のコンラッドは、よそ行きを装わなくて良くて非常にリラックスして本音がでちゃってるコンラッドという感じで。実に、ナチュラルに天然な彼が、ホントに北極南極級なのが楽しい。おまけでこれは超お宝です。
さらにフリトが20分ほどついていて、こちらの森川さんもノリノリでどうしましょう状態。
すべらない話しがこちらもお題なのですが、本当にもう、森川さんの家族(お父さんとお母さん)ネタで相当な部分を占めて居ます。過去に聴いたことのある話もありましたが、饒舌に語る森川さんのすべらない話を聴くのは、なかなかオツな物です。これは良いCDでした。
6月号も同じ日に収録しているなら、さらに倍増の楽しみです。

web拍手を沢山ありがとうございます。そしてメッセージもありがとうございます。

>HRMさん
”どんだけ買い物してるの”は、私もよく旦那さんに言われます(笑)
どうも同じ時期にかたまって届くと、目立ってしまうんですよね(爆)
森川さんはCDやDVDなど形になる作品への出演が多いので追いかけるのが大変です。
でもTVのナレーションとかがメインだと、逆に録画が追いつかないでしょうから、こうやってCDになって音源が後からでも手に入るには(フリートークも楽しいですし)良いことだなぁ思います。
いろいろな森川さんに出会えますしね。
とはいえ、景気も悪いので、本当は私も自重したいのですが・・・(爆)


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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