声優さんと映画とアニメと
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2006年11月26日(日) 残念ながらインタビュー内容は同じ

スターチャンネルプラスの森川智之特集日でした、1日中もりもりの吹き替えを観ました。
Voice in Focus(インタビュー)も都合3回流れたのかな?はたしてロングバージョンかと思いきや、10月のシネマコンシェルジェで流れた内容とまったく一緒でした(あれれ?)残念です・・・。
でも今日はこれを何回も観れたので、幸せでした。吹き替えの仕事を語る森川さんは本当に素敵でいい顔してます。
オンエアーされた特集作品、開始前にかならず「THE VOICE STAR 森川智之」と出てから、次ぎに作品のタイトルが出てくるので、なんだかじんわりと感動。リトルヴォイスと50回目のファーストキス以外は全部張り付いて観ました。映画見過ぎで疲れましたが、ずっと森川さんヴォイスで癒されました。
今回久々に観た作品もあったので、寸評を・・・
★ザ・ウォッチャー
森川さんが凶悪連続殺人犯のキアヌを担当、私の大好きなジェームススペイダーが疲れた傷心の刑事役で小山力也さんが担当(テレ東でオンエアーしたときは小山さんがキアヌでしたねたしか)。
森川さんはキアヌの甘い感じものこしつつ、悪役なのでうねる低めの声で迫力があって素敵。小山さんもなかなか嵌ってました。むかしDVDで観たときより自然な感じで観れたので不思議。
★リトル・ヴォイス
ユアンも若いし森川さんもすばらしく可愛らしいさわやかボイス、出番が少ないのが残念。脇を上手いベテランが囲んでいて、すばらしい作品です・・・
★コラテラル
なんだかトム本人の演技にやりすぎというか気合いの入りすぎな部分を感じてしまって・・・
森川さんトムと親友の高木渉氏ジェイミーが抜群の掛け合いをしてくれて吹き替えとしては最高に聞き応えがあっていい感じです。今回久しぶりに観て、二人の演技の上手さに再度驚くシーンが多かったです。
★50回目のファーストキス
乙葉ちゃんバージョンでした・・・笑
★ニックオブタイム
森川さんがジョニー・デップ担当という珍しい作品。この作品のジョニーがこれまた信じられないくらいヘタレの若い父親役で、森川さんの若々しくておどおどした2枚目声がけっこう上手く嵌ってました。いやぁ・・・前半はすこし肩に力はいったかなぁと思える場面もありましたが、後半は画面にとても良くシンクロしてました。
これも森川ファンなら1度は観ておきたい作品です。
★ステルス
今度はジェイミーを森川さんが担当、主人公を小山力也氏が担当していて、森川小山コンビ共演本日2作品目。
こちらは黒人の役なので、アダムとはまた違った感じで弾む乗りのいい滑舌の明るい演技。女の子を口説いたり話しかけたりしているときの甘いヴォイスも、2枚目正統派とはまたひと味ちがって人間味があって素敵でした。

低音系クールな悪役2作品、コメディ1作品、爽やか青年声(森川さんの持つ声の大きなメリット)2作品。弾ける青年声1作品。とヴァリエーションも豊か、5〜6年前の主役がめいっぱい増え始めた時期から去年の作品までと年代もヴァリエーションがあって、なかなかしぶい作品選択、何度も書きますが、なかなか通な人が作品を選んでますね(オンエアしやすい作品で、予算もあってという制約の中でしょうし・・・)すばらしいです。

そんなわけで・・・吹き替え話をすこし

今年の森川さんの吹き替え(新録公開のみ)

劇場公開版
・M:i:3(5月)トム・クルーズ
・父親達の星条旗(11月)ポール・ウォーカー
(・Momja(8月)吹き替えじゃないですが・・・)

機内版(のちDVD化)
・イルマーレ(10月)キアヌ・リーヴス
・もしも昨日が選べたら(10月)アダム・サンドラー

TVオンエアー
・哀しみの暴君ネロ(1月)
・ニューヨークの恋人(2月)
・マトリックスリローディット(4月)キアヌ・リーヴス
・M:i-2(7月)トム・クルーズ
・ロードキラー(11月17日)ポール・ウォーカー
・ラストサムライ(12月10日)トム・クルーズ(吹き替え済み)
・マトリックス・レボシューションズ(12月末?)キアヌ・リーヴス(吹き替え済み、たぶん)

DVD版
・ツインローズ(1月)
・片腕拳王ドラゴン(1月)
・ブラザーズ・グリム(3月)ヒース・レッジャー
・イントゥ・ザ・ブルー(3月)ポール・ウォーカー
・ヴェニスの商人(4月)ジョセフ・ファインズ
・ユニコーンキラー(4月)
・フライトプラン(5月)ピーター・サースガード
・明るい離婚計画(6月)マシュー・ペリー
・シン・シティ(6月)ジョッシュ・ハートネット
・スパングリッシュ(6月)アダム・サンドラー
・ザ・クローン(8月)
・ミュンヘン(8月)エリック・バナ(初)
・ホテル・ルワンダ(8月)ホアキン・フェニックス
・ロンゲスト・ヤード(8月)アダム・サンドラー
・マインドハンター(9月)クリスチャン・スレーター(初?)
・ステイ(9月)ユアン・マクレガー
・ブロークバック・マウンテン(9月)ヒース・レッジャー
・ラストデイズ(9月)
・ウェディング・クラッシャーズ(11月)オーウェン・ウィルソン
・ブラック・レイン(11月)アンディ・ガルシア(初?)
・鬘 かつら(12月)
・Kinky Boots〜キンキーブーツ(07年2月)

合計今年の吹き替え映画作品収録済み本数は(MONJA抜きで)判明しているだけで33本
やっぱり月3本弱平均ですね、イベントとかで週末つぶれるのが月平均1回程度あるので、
それ以外のほぼ毎週末に何かの映画吹き替えを収録している計算になります。
週末にお休みってのはやっぱり無さそうですね(TT)

こうしてみると、持ち役俳優さんがまんべんなく来た年だった気がします。
キアヌ・リーヴス3本
アダム・サンドラー3本
トム・クルーズ3本
ヒース・レッジャー2本
ポール・ウォーカー3本
ユアン・マクレガー1本
ホアキン・フェニックス1本
あたりはもうかなり定番と考えていい俳優さんですし、他にも
ジョッシュ・ハートネット1本
オーウェン・ウィルソン1本
あたりも、過去からみて来る確率が上がっている俳優さんでしょうか?
今年初挑戦だったエリック・バナ(ハリウッドオーディションだったので今後も来る可能性アリ)
や、めずらしいアンディガルシアやクリスチャンスレーターそしてピーター・サースガード
たまーに来るジョセフ・ファインズ(キリングミーソフトリーで来てほしかったなぁ、爆)
なども、すごく嵌っているので、今後も来る可能性ありかな。

最後にプリキュア
ゴーヤーンがめちゃめちゃ大活躍。森川さんやってくれますねぇ・・・どうしてもセフィロスと同じ人とは信じられない、まるで今日は銀河万丈さんかとも思える演技で、ロードキラーのポールの声ともかけ離れていて、とてもとても上手さを感じました。最強のおとぼけ低音悪役キャラです。新境地開拓完了ですねこれ。次回も活躍する感じです。


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