声優さんと映画とアニメと
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2005年07月29日(金) とりあえず・・・(追記あり)

木曜洋画劇場闘魂祭り第4弾「ビロウ」(地上波初登場、新録)

森川さんがグライムズ中尉(笑)じゃなっかったオデル少尉(主役)。
まだ新米の将校だけど、任務に忠実で頭も切れるし誠実だし行動力もあるという3拍子キャラ。もうすこし顔が良かったら最高なんだけど・・・これぐらいが親近感があって丁度よいのかな。物語の状況では、艦内でも上から3番目か4番目ぐらいの上級士官なんだが、実戦航海は2回目、しかも前の1回は士官学校卒業最終訓練という若造で、そこのところは若々しく爽やかな声の雰囲気で、やっぱりコンラッドかなこの感じ。

漏れだしたオイルの修理のため危険な任務に率先して向かわされるのだけど、その時会話する部下の声にも聞き覚えがあって、思わずコンラッドとヨザックのシーンを思い出してしまった、頭がかなり高い濃度のマ王汚染率。そうなんだよ・・・この作品、私の大好きな戦争潜水艦ものなんだ、K−19では森川さん放射能汚染のまっただなかに率先して飛び込み命をかけて艦を修理しよとする役だったので、このシーンだけちょっと状況が似ていた。潜水艦物は普通は女っ気なしで、密室男臭さぷんぷんの臭いそうな場面が延々とつづくのだが、今回は女っ気が一人だけ、救助者の一人だったのだけど、これは過去に例がない。それが戦場では不吉という迷信を示唆、やがて次から次から怪事件が起きて行く。乗員の不審死、トラブル連続発生、異音に不気味な声、ライトの切れ間や鏡に映る妖しい白い人影、死の恐怖、敵の追撃、怪現象・・・潜水艦という密閉空間でなおかつ怨霊まがいのオカルト物?と思わせる不気味な展開で、ちょっとばかしめずらしかった。
大作でもなんでも無いけど、結構正当派な戦争潜水艦映画の雰囲気も大事にしていたし、心理戦の展開プラスサスペンスとオカルトミックスで最後の最後まで真相がわからない演出、面白かった。
とにかく、出てくる声優さんがみんなめちゃくちゃ良い声で小躍りしてしまった。すかさずエンディングで確認。
(以下敬称略)主役の森川智之と岡寛恵の他は、森田順平(痺れる美声の艦長、後半の切れた演技がまた最高)、壇臣幸(バットマンが目にうかぶ格好良さ)、咲野俊介(わーん、いい人っぽかったのに・・・)、楠大典、山野井仁、有本欽隆(畏れ多くも脇なのよね今回信じられません、でも戦争物では定番の役どころ)、中博史(いつもの中さんとはぜんぜんちがって、男っぽい感じの漢なおっさん、格好良かった)、後藤哲夫、廣田行生に村治学、桐本拓也、竹田雅則(きゃーやっぱりヨザックじゃない、あのシーンで、ヨザとコンだと思ったもの、笑)他他他と、ニヤニヤしてしまうほどに超豪華メンバー。すごい現場だったろうな・・・やるじゃないかテレビ東京、半端じゃない贅沢さ。

さて、肝心の森川さんの声と演技だが、あのおまえら追加公演騒動の渦中の土曜の収録で、どう考えてもほぼ徹夜明けじゃないかという予想なんだけど、そんな状況を微塵も感じさせない素敵演技と美声。女性にはとびきり甘くてやさしくて、命令したり叫ぶときは張りがあって良く通る抜群の声。戦争軍隊物にはばっちり嵌る芯のある演技で、士官としても立っていたし、後半の指揮する声も様になっていた。いっぱいキャストが出てくる前半で、普通なら、森川さんの美声を聴いただけで、ああ、この人が主人公なのね・・・ってサスペンスではネタばれに近い声の雰囲気なのだが、今回は勝手が違う。今回の主要キャストの声は、かなりの人数が主役級で良い声の持ち主ばかり、こうなると誰がラスボスで誰が最後まで生き延びる好青年なのか判らないほどに、みなさん立ってました。もしも、先にモリモリ主人公の情報がなかったら、誰がどこで死ぬかをドキドキはらはらして見たかも知れない。特に「立ったまま待て、絶対しゃがむな、よし」ってところが、めちゃくちゃ格好いいじゃないか・・・後半結構喋ったし、良い演技全開だった。

さて来週と再来週はラストサマー(おばかお色気ホラー?最強絶叫計画でパロディされてたお話よね)あんまり出番は多くないみたいだけど、楽しみ。


追記あり・・・(着信あり)じゃないですよ・・・

少年陰陽師の4巻目を聴いた、素晴らしいできばえの作品で感動した。
あとでもう一度ゆっくり聴いてから感想を書きたいが・・・
一つだけ、フリートークで判明、以前パスコレで森川さんが言っていた、アクセサリー下水落下事件、神奈さんと二人っきりの収録はコレのことでした。森川さんも神奈さんも出番がほんのちょっとだったので、午前中で二人で抜き録りしたようです。
それとメールでお教えいただきました。今週の火曜(26日)にパスコレ裏話の収録があったとのこと、岸尾君が日記に書いているとのことで、行ってみました、なるほど・・・でもって岸尾君の言う、森川さんスゲェの意味はなんでしょうか?何がすごかったのか気になりますね・・・CDがリリースされるのを楽しみに待たねば(ってポイントあったっけか・・・やば)
お教えいただき、感謝です。

声優グランプリGOLDの吹替関連の記事の監修をされたとり・みき氏が、映画秘宝のご自分のコラム欄にこの記事の件をすこしだけ言及しているらしいとのことです、メールでの通報にこころから感謝致します。明日さっそく本屋さんで確認してきますね・・・(何かしら)

けろろ軍曹でひーちゃんが556役で出てたのですが、前回は「はははっ」1回で終わったのに続き、今日は「はははははははははは」x30回ぐらい、もうひーちゃんが可哀相です、たままとぎろろとくるるがいい味でてます。

ビロウが面白かったので、いまからもう1回観ます、見終わった頃にパスコレだ(笑)


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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