声優さんと映画とアニメと
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2005年05月10日(火) 眠い・・・

今日は関東平野の西端から東端への往復出張。ミニ旅行だった。
幸い電車の大半は座れたけど、咳が出だすと、結構しつこいので、まだ体しんどいなぁ・・・

映画好きなんで、アメリカの旅行中に良く映画を観に行く。ただし、ぜんぜん英語理解力がないので、となりのサインフェルドみたいなのだと、言葉の意味がつかみかねているあいだにあれよあれよで終わってしまってさっぱり、絵を見て状況が理解できるSF系が主になる。でも、勇んで見に行ったロードオブザリングはむずかしくて轟沈。Xーメンとかスパイダーマンはそこそこ判った。

今回、後半のオワフ島滞在中に1本だけ劇場で映画を観た。
パールハーバーの近所のパールリッジセンターというショッピングモールの中の小さな映画館。観たのは子供向けのSFX映画。
宇宙のヒッチハイカー(この秋日本でも公開?)
原題The Hichhiker's Guide to the Galaxy
壮大なストーリィのふりをした、B級おばかSF映画。
ハリウッドのSFXを使ってるみたいだが、イギリス映画らしい。
主演はマーティン・フリーマン
彼は終始ガウンにねまきズボンにスリッパのままで映画の全編をとおしてしまうという、ものすごい主人公(笑)。
イギリス映画なせいか、ギャグのくだらなさ加減が筋金入りで、モンティパイソン乗り。あっち系が好きな人は大爆笑間違いなしでこのくだらなさもキャラクターのばかっぽさもすべてまるごと含めて大好きになるに違いない。
私は結構笑えたが、旦那はB級以下だC級だボヤいていたので、正当派好きなので、受けなかったみたいだ。
出てくる宇宙人がみんな愛くるしいんだけどなぁ・・・
(えっというのも居ますが・・・笑)
この「宇宙のヒッチハイカー」は想像以上に単純な話で、まあ全体像はつかめたし、楽しめた。
それにしても、おばかな映画だ・・・これ、完璧なお子さま向けなんだけど、もしかすると、公開時に吹き替えも同時上映じゃないかしら・・・それならマーティンは山寺さんとか山路さんあたりで、宇宙大統領というお馬鹿でちょっと2枚目崩れのおじさんキャラがでてくるんだけど、彼を是非堀内賢雄さんにやってもらいたい。吹き替えをお笑いタレントさんになってもおかしくないレベルの映画なんで、ちょっとびくびくしてしまうけど・・・

それにしても悔しいのは、この4月末〜5月第1週というのは、あまり目玉になる映画が上映されないのだ。TVでキングダムオブヘブン(オーランドブルームが画面にでまくり)の宣伝しまくりだったので、調べたらなんと5月6日から、それって帰った次の日じゃんか、しかもあのスターウォーズ3が5月18日全米公開って、それは2週間先じゃん。というわけで、返す返すも悔しい、悔しすぎる。

噂のレベルなんだけど、SW3の試写会をみた今回主人公のユアン・マクレガー(猟人日記ではキュートなおしりも大公開)が、自分の良い演技のシーンが編集後にずいぶん削られてるじゃないかぁ・・・ってぶーたれてたらしい、それって森川さんの出番が減ってるってことじゃないか?そりゃこっちもショックだ・・・ルーカスさんDVDの時には戻してください、指輪物語3でエクステンディットロングバーションではアラゴルンの復活シーンの嵐だったみたいにやってください。

ハワイ(アメリカ)のTV事情
SiFiというチャンネルをほとんどずっと観ていた。ここ最近できたチャンネルみたいだ。なんと、ずいぶん前からやっているスターゲートSG1が、かなり内容と脚本もアップグレードして継続シリーズ続行中、加えるに同じスターゲートのドロップアウト番組のスターゲートアトランティス(こっちは予告だけしか観てないが、スタートレックのオブライエン役の役者さんがめいっぱい出ていた)、そして宇宙空母ギャラクティカのリメイク新シリーズ、が宣伝花盛りだった。
このギャラクティカのドラマをやっていたのは少し衝撃的だった。オールドSFドラマおたく魂が全開モードになってしまって夜昼関係なくTVに釘づけ、ただし、エピソードの筋書きの関係か?設定世界の状況説明がなくてぜんぜんわからなかった。コスチュームとか戦闘機のデザインとか過去のものを尊重していた。
ギャラクティカのオリジナルは、どうしょうもない3流SFドラマなんだけど、Aチームでもおなじみダークベネディクト(ギャラクティカでは富山敬さんが声を担当していたが、特攻野郎Aチームでは安原義人さんが声を担当、富山さんは別のモンキーというキャラの役ででていた)が2枚目担当で、スターバックというどこかの珈琲屋さんみたいな名前のエースパイロットと、そのスターバックの親友のアポロ(船団司令官アダマの息子)、スターバックに惚れてるカシオペア(たしかアポロの妹)などが出てくる。銀河の遙か果てから、サイロン(機械化人)の侵略を逃がれ、移民大船団が伝説の人類発祥の地である地球を目指し、サイロンと戦い続け数をへらしながらも、ついに現代の地球にやってくるというお話。
なんだけど・・・

アメリカのTVだがチャンネル数が100ぐらいある。
スポーツ専門がいくつもあるし、剣と魔法の物語や上記にあるような大人も楽しめるSFドラマのチャンネル。あと相変わらずX−ファイルなどのサスペンスもの、刑事物、フレンズなどのドラマチャンネル。あとは新旧の映画専門チャンネル、シンプソンズにマーベルコミック系のヒーローアニメ、そしてパフィーやティターンズ、キムポシブルなどのアニメ、そして日本のアニメ(今回は犬夜叉を英語版でやってた)などの子供向けチャンネル。あとは通販チャンネル、ニュースとお天気チャンネルなどなど。
そういえば、サタデーナイトライブの再放送にウィルスミスが出ていた。結構若くてキュートで大爆笑、最高に面白かった。

アクエリオン
第6話でひさびさにトーマ様登場。逆さまだったり横向きだったり。今回は寂しげながらもニコニコ楽しそうなトーマ。太陽の翼のアポロが強くなって立ち向かって来るのを、喜び待ち望んでいるようだ。高めの声で涼しい演技、実にステキ。

映画「ヴィレッジ」
もう一度森川さんの出番のシーンをメインに鑑賞。
この映画、BGMがめちゃくちゃ綺麗で麗しい。森川さんが声をあてているホアキンはグラディエイターの頃に比べると、結構老けたし太くなった。
丁度中盤あたり、森川さん演じるルシアスが爆発的に溜まった感情を吐き出して一気に喋るシーンがあるんだけど、すごい、抑揚も息づかいも含め、いままで寡黙で押し黙って自分を抑えていた彼が何を考え何を望んでいたかを爆発させる。絶品の演技である。聞き惚れるし、泣けるシーンでもある。これだけで、このDVD(出番もセリフも少ないけど)買った甲斐があったと思う。
やっぱり外画の森川さん、最高である。この人のこの独特の感情をたたきつける演技は、ブレード以来一環して変わらない、男としての意志の強さと、愛するものをいたわる優しさと、ほとばしる情熱と、そしてどこかに涼しい冷静さが同居する安定感がある。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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