声優さんと映画とアニメと
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2005年04月13日(水) 歌心と芝居心

ガラスの仮面(第2話)
真澄さんのセリフはちょっとだったけど、ステキさは全開だった。
やっぱり雰囲気凄くあってると思う。さすがだ。
マヤが本格的にお芝居を披露しはじめる、ってまだそれっぽい振りをしているだけだが・・・この役の声優さんはマヤの成長とともに成長するのかな?それとも、そういう気持ちで演じれば、それなりに、まだ才能はあるけど荒削り、から初めて、最後は誰もが鳥肌立つセリフ回しをやれるのかな?どちらにしても、相当なプレッシャーのはずだ。役者さんが、この役者たるものは何たるものかとか、芝居へのアプローチや心構え(気構え)の話が結構出てくるんだけど、それを芝居の中の劇中劇をやりながら、同感じ、どう捕らえて行くのか、楽しみだ。ベテランはさておき、中堅も若手も、このガラスの仮面に関わるすべての役者さんにとっても、心に得るものがある、そんな話ではないかと思う。半端な演技をしては、このアニメでは浮くに違いない。キャストは荷が重い。

役が降りてる状態って、やっぱりその演じるキャラクターの気持ちを理解し、自分の気持ちとして語らねば、薄っぺらな棒読み芝居になる。特に声優さんは台本を見ながらセリフを喋るので、心が入らなくてもセリフを言うことは出来るが、読んでいる状態になってしまう(きっと収録時に読んでるっていう指摘を受けて取り直しなんて有りそうだ)TVでも映画でも舞台でも、顔だしの役者は、すくなくともそのシーンの自分のセリフは覚えて喋るのだから、自分のものになって居ないと、単なる棒読みなだけじゃなく、体の動きもぎこちなくなることだろう、某局の毎回新人がヒロインになる連続帯ドラマ見てると、強くこれを感じる。

ガオガイガーFINAL(?)
録画をやっと見た。森川さんの相方の檜山修之さんが迫力の絶叫、これ喉痛めそうだね、かなりすさまじい。血管切れないか心配なぐらい熱さを絶叫で過剰に表現しているアニメ、これは大変だ。青野武さんが、昔ながらの絶妙に上手い悪役で、うっとりした。流石を越えて芸術的なセリフさばき。円熟の極みの極上のビンテージキャラになっていた。しかし、なんだな、これはギャグなんだろうけど、なんだな・・・以下自粛。

歌の音程は訓練と才能だと思うが、歌詞を切々と歌い上げる歌心は、お芝居で感情を込めるのに似た作業だと思う、だから役者さんで歌が上手い人が多いのではないかと思う。感情を込めて、言葉に出すのも、メロディに乗せるのも、結局根底には降臨させた魂を奏でる作業だから・・・ふたつのスピカのエンディングを聴いて、あまりの上手さにうっとりとしたので、ちょっと考えた。

優しいセリフがステキで暖かくて上手い人
子安さん、賢雄さん、森川さん・・・・そして富山さん(泣くぞ)


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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