声優さんと映画とアニメと
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2005年04月03日(日) ギャラリーフェイクが化けた

ギャラリーフェイク
若い大学生の藤田の関わるエピソード。脚本が嘘みたいにまともだった。とても良い印象深い話。そして脚本に書き込まれた人間ドラマの厚みの分だけ、演技の厚みを増す役者森川のグッドジョブに感激。まずは大学生藤田の、若い声も、天上天下の光臣での演技にも繋がる、若々しさも十分に出ていた。そして繋がる現在の藤田の演技も、前話までの抑揚や演出の激しいものではなく、回想モノローグならではの抑えたなかにも感情の機微が見え隠れする、きちんとした奥行きのある演技。さすがわ森川さん、台本と原作を読み込んできたなという実感があるすばらし1話。過去最高の出来。
ゲストの青野武さんが、ヤマトの眞田さんを彷彿させる渋さ。大御所なのに、さらりと演じていて、カッコいい。初々しい感じに演技する森川さんがベテランに食い下がる感じが、まったくアニメとシンクロして、マニア受けする状況。いいねぇ、実に良かった。なんでも、この13話から監督が交代しているらしい、この水準がつづけば、このアニメは浮上すると思う。いやさせてくれればと願い、今後に期待。せっかくの森川さんの主役作品、おいしんぼぐらい長く、原作のネタが尽きるまで続いてほしい。

春を抱いていた(DVDアニメ)1
ひゃー観ちゃったよ。作画はほとんど中国外注だね。まあ、仕方がないね。
動画やパースにむむむが無かったわけではないが、キャラの顔が崩れてないので、許容範囲かな、もともとこのアニメの視聴者はキャラの動きよりも、全体の作画と役者演技、おもに声優の演技を期待してるのだと思う。
まだメロメロになるまえの、かなり凛々しくとがった香籐君、とげとげしながえあも、どこか繊細さをもつ岩城さん。三木眞もモリモリも、原点回帰の演技。若干声のトーン処理に気になるものを感じたが、ミックスダウンの問題かな?阿部さんがかかわっていてちょっと?な部分も感じるが、まあ、ぼちぼちですな。ベッドシーンとか、もっと赤面して観たくないかと思ったけど、まあ、この程度でこのぎこちない動きなら、赤面しようがないな逆に、こちとら大人なもので・・・若いお嬢さんたちにはこれでも刺激が強いかもしれないので、ちょっと森川さんとおなじく心配だけど。これが、ナルトみたいに動かれちゃったら、18禁まちがいない。
森川さんのオープニング。音程とるのも歌詞をのせるのも、むずかしい歌だ、モリモリは岩城の雰囲気を出して、上手く歌ってるので、結構色っぽい感じ。もっと激しくのりのりのエンディングで三木さんが歌ってるような歌の方が得意だとは思うが・・・とはいえ、最近はこういう安定して音を取りにくいあいまいな感じの歌もそつなくこなす森川さんに感心。声の感じ、高さ、節回し、みんないい感じ。
30分短いなと思っていたが、練った脚本で、予想したより話しの展開もあって、結構いい感じ。沢さんの井上さんの色っぽさがまたグッド。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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