声優さんと映画とアニメと
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2004年11月03日(水) ウルトラマンパワード

3話と4話が入ってるLDを観た。
主演はケインコスギである。
アメリカが舞台で、演じる役者もすべてアメリカ人。
オリジナルは英語。
子供番組の暴力シーンにうるさいアメリカのTV事情から、
怪獣とウルトラマンの格闘シーンは、
いちおう、よく知ってるウルトラマンと怪獣の対決だが、
まるで相撲の押し合いもみあい。
むんずくむんずくやっておしまい。
壊れるビルは紙製、動く戦車はプラモデル、飛ぶ人は人形。
大学時代、友達が作ってた特撮映画の方がずっと出来栄えは上だと思う。
着ぐるみ怪獣とウルトラマンは、それなりにいつもの感じかな。
でも、各シーンに無駄なカットや意味不明カットの嵐。
それらのつながりも、なにがなんだかわからない。
ストーリィもほとんど無い。
のわ〜って、どよ〜んともたもた。
ぜんぜん進まない話。
主人公の出番も本当に3シーンかそこら。
台詞も1ページ分あるだろうか?
むしろ、脇の変な外人が良くしゃべってる。
ところで、吹き替え声優陣はやたら凄い面子。
隊長は内海賢ニ、美人の女性隊員が久川綾と戸田恵子(だっけか?)。
先輩の男性隊員パイロットが江原正士。
ウルトラマンに変身するカイ役が森川智之。
これ〜〜〜〜っ、言葉が見当たらない。
森川さんわざと、すごいたどたどしい演技。ウマへたの絵を見てるみたい。
おそらくケインコスギがこんな感じで演じているんだろう。
まったく周囲と同調しきれていない表情からも、口の開き方やぎこちない体の動きからも察するに余りある。
周囲の役者はそれなりの演技、吹き替えもそれなりいつもの調子。
でもって森川さんだけが初々しいまるで初主役のような、たどたどしい、かわいらしい、それでいて実にさわやかな・・・
素朴な若者を演じている。
まあぁ〜て感心してしまいました。
かわいいです。
でも、あまりに出番が少なすぎ!!
まあ、オリジナルのコスギ君がこれじゃ、出番はあまり望めないし増やせないでしょうが・・・
もったいない声優キャスト。

観てて一番驚いたのは、エンドロールに出てくくるスタッフ数の多さ。
よくもこんなに。
いったいぜんたい・・・
この人たちは何仕事したんだろう????
謎だ。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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