2000年09月21日(木) 26:50
angelaは漫才師ではない。 例えMCにボケやノリ突っ込みがあったとしても。。。 angelaはアーティスト(!?)である。 であるからには、その魅力はまずはやはり“作品”という事になるだろう。
凛として、パワフルで伸びやかなその歌声。 デ・ジャ・ヴュを覚える共感できる詞。 心地よく覚え易く、それでいて個性的な完成度の高い楽曲。 奔放な様でいて、しっかりと計算されたパフォーマンス。 一発でハートを鷲掴みにするatsukoの力強い瞳とあざやかな微笑。 そういった全てがangelaという類い稀な“作品”を路上に現出させている。 しかし、それは重要でありながら あくまでも目に視え、耳に聴こえる表層的な現象に過ぎない。
では、angelaの魅力の核(コア)とも言えるべき物は何だろう?
私はそれは『魂の増幅装置』ではないかと思う。
angelaは「楽しんでいる」あるいは「幸せ」である。 歌を唄えること。聴いてくれる人達がいる事。メッセージが伝わること。 angelaはangelaであることを満喫している。 その事が、パフォーマンスを繰り広げる二人から ダイレクトに伝わってくるのだ!!
自分が自分であることを楽しむ。 私達はその(angelaの)エネルギーに圧倒される。ビリビリと肌で感じる。 やがて自らがエネルギーを放つ。 立ち留まる。手拍子をする。CDを求める。サインをねだる。 それらは全てangelaを触媒として生み出された、 新たなるエネルギーの発露である。
その(我々の)エネルギーを受けて angelaのエネルギーは更にその熱量を増大させてゆく。 路上でangelaに触れる度に魂のキャッチボールは繰り返され、 エスカレートしてゆく。 まるで空気中に波紋を広げる音叉が共鳴しあう様に、 angelaを中心としたエネルギーの波紋は、お互いを増幅し合いながら 次々とその輪を広げて行くのである。 高めあいながら、空へ向かって。
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