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ひまわりさん観察日記 DiaryINDEX|past|will
![]() ゆりちゃん(小4)作『うたをうたう、しょうじょ』。なんだかじい〜〜んとくるものがある絵だと思うのは私だけ? ゆりちゃんが油絵で漫画のような目がきらきらうるうるしている女の子を描いていて、そのきらきらうるうるの部分(以外を黒で塗ってから)を「何色で塗ったらいい?」と聞くので、「その子の目に何が映っているか、つまりその子が今何を見ているか、によって色も変わってくるんじゃない?」とこたえてみた。 しばらく考えて、ゆりちゃんは黒く塗った部分も含めて、大きすぎる目をひとまず青で塗り直した。「ちょっとこわい」とか言いながら。空をみているのだそう。来週この目がどんな変化を遂げるか、楽しみ。 同じく久々に油絵を描きはじめたみほちゃん(小4)は、先週からなぜか「男の人を描く」と張り切っている。 鏡をみて自分の顔を参考にして下描きをしてから塗りはじめる時、「はじめはおもいっきり派手な色で大胆に塗って、だんだん普通の色に仕上げてみようと思うんだけど」と言う。 おお〜〜っ! 私が数年前まで油絵の醍醐味として指導していた言葉、そのものである。油絵は色もカタチもガラッと変えていくことができるのが大きな特徴なので。 数年前から一方的な指導をすることを辞め子供達の自主性を重んじているのでそういうことも必要以上に言わなくなったが、そういうアイディアを自分で気付いたみほちゃんはすごい!と賞賛した。 大胆な色使いとタッチで周囲のひまわりさんをおどろかせつつ、時々絵を離れて見て「おお〜、けっこういいね」なんて言いながら、楽しそうに描いている。 こちらの完成もたのしみ。なぜ『男の人が両手を上げて襲いかかるようなポーズ』を描いているのか、そのおはなしも含めて。
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