ひまわりさん観察日記
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2004年12月14日(火) ゴミ箱からアート(呑竜教室)

ゴム版カレンダー制作の最終日。ゴム版を指定枚数以上刷り上げて、決められた月のカレンダ−部分の原稿を仕上げる、というノルマをみんな見事にこなし、1週間後のカレンダー完成まで、あとは私次第、ということに。責任重大!がんばります!!


本日のノルマも早々に終えた、ゆうたくん(小2)。私がお部屋の隅っこで、ひまわりさんたちの刷り作業の邪魔をしないように、刷り終わった作品の余白部分のカット作業をしていると、そのさらに片隅にゆうたくんが陣取る。「これ、もらってもいい?」

ゆうたくんが側にあるゴミ箱から取り出したのは、私が切っている作品余白部分の、細い色画用紙。横目で見て「いいよ〜」と返事をすると、ゆうたくんの本日のメイン制作がはじまった。

細長い画用紙をくるくるくるっと丸めて、『巻き物』。
ぱたぱたぱたっとおりたたんで、『本』。

そうした作業を、ゴミ箱にポイポイ捨てられていく色とりどりの切れ端を片っ端から作ってゆく。ふと気が付くと、実に美しくならんでいるではありませんか!


「おお〜、これはすごいねえ〜!」という私のかけ声で、女の子たちが寄り集まる。「すご〜〜い!」「きれい〜〜!」「ほしい〜〜、ちょうだい!」

『欲しい』という言葉に、気前のいいゆうたくんもさすがに躊躇した。自分も欲しかったんだと思う。私も欲しかったけど、変わりに「バラバラにする前に、写真、撮らせてね。」と、ひとこと。


台にしているのは、ゆうたくん持参のお気に入り『かいけつゾロリ』の本。


この『写真』に、今度はゆうたくんがピンときた。写真に残るなら、それでいいか、と思ったのだろうか?「これ、ぜんぶあげるよ。すきなだけもってって」と女の子たちに言うと、喜んで、好きな色を手のひらにいっぱい、別のひまわりさんはエプロンのポケットいっぱいに、クルクルやパタパタをいただいていた。

捨てる紙あれば、拾うひまわりさんアリ!
この写真、ゆうたくんに差し上げないといけませんね・・


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