Felixの日記

2005年08月12日(金) 豊田国際第1日

U-16日本代表 5-0 U-16ロシア代表
得点者:清武、中野、清武、谷島、谷島

中野は先発、後半途中交代。1ゴールゲット。
兼田は後半35分(40分ハーフ)あたりから交代出場。
皆実の高橋は左サイドバックで先発も開始早々負傷し、交代した。残念。
加藤は後半途中よりボランチとして出場。

 暑さと湿気にまだ慣れていない?ロシアは動きが悪く、80分の大半を日本が好き放題に攻めまくった。
 1点目はカウンター。ロシアのFKこぼれをキープしてFW長谷部に入れたボールを長谷部が左に開き、猛然と上がってきた柿谷がこれを受けてアーリークロス、右サイドからPA内に飛び込んできた清武がこれを受け、GKをかわしてゲット。
 2点目は右サイドのパス回しから中野にボールが入り、中野が右へスルーパス。清武?(スタンドの傾斜が緩くて奥のほうが見にくかった)が受け、持ち込んで守備をひきつけ中野へリターン、中野が冷静に左スミに蹴り込んだ。
 3点目は後半、柿谷から右サイド飛び出した鈴木に展開、鈴木のクロスに中央長谷部がダイビングヘッド、跳ね返ったボールを清武がカンフーキックで押し込んだ。
 4点目は終盤。右サイドでボールを回し柿谷がクロス、DFラインの裏に飛び出した谷島が受けて正面から豪快にゲット。
 5点目も谷島。左サイドから中央へ折り返したボールを原田が下がってきて受けスルーパス、これをフリーで受けて冷静に流し込んだ。

 中野くんはロシアのコンディションが低調だったとはいえ、自分よりも背の高いDFにほとんど競り負けず、キープからのポストプレイもノーミス。また、カウンター時には常にスペースを狙っていた。ゴール前ではドリブルで仕掛ける積極性もあり、前線からの守備もしっかりとこなした。もう少し動きの質を高められれば、というところ。彼は愛知県(知多SC)出身なので、いい凱旋ゴールとなった。
 辞退者が出てU-15から飛び級飛び入りメンバー入りしたGK兼田くんは(辞退した廣永くんも同じく飛び級だが)、最後の最後で出場。バテバテのロシアは途中出場のツインタワーめがけフィードを繰り返していたが、的確な飛び出しやシュートセーブを見せた。また、最大の危機だったPA付近からのFK(クロスボール)もがっちりとキャッチ。場慣れしている印象を受けた。FKをキャッチした後のキックフィードで足を滑らせミスキックしてしまったが、これはご愛嬌というところ。
 加藤くん(彼も飛び級だ)は、隣に圧倒的なパフォーマンスを見せていた山本くんがいたためにちょっと地味だったが、タイトなプレスに確実なつなぎと、しっかりと仕事をこなした。ロシアのフィジカルに振り切られかけ、PA付近でFKを与えてしまったりもしたが(ここは元チームメイトの兼田くんが見事なキャッチで救った)、まずまずの出来。
 高橋くんは口のあたりを切ったようだ。怪我の度合いはわからない。次の試合はどうだろうか。

 ロシアの状態はあまりよくなかったが、その中で存分に走り回り、スペースを使いまくって鋭い攻撃を繰り出し続けた(途中ロシアの反撃を受けたりもしたけど)日本、かなり面白いサッカーをしていた。柿谷くんのテクニックにはちびっ子たち大喜び、山本くんの中盤仕切りっぷりにはお父さんたち感心しきり。とりあえずこの試合出場した18人全員がその美点を見せた(高橋くんは出場時間が短すぎたけれど)、おいしいゲームだった。
 彼らは次の次のワールドユースを目指すことになるが、これは結構期待できるかも。U-16はこの後北海道国際ユースにももう一チーム送り込んでるけど、そちらもこのチームと同程度のパフォーマンスが出せるなら、こりゃ選手層が厚い。メンバー生き残りも大変そうだ。

 ではJ村へ行きます。


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Felix