実習中に妊娠期、分娩期、産褥期と継続で受け持ち 何ヶ月に渡ってみていく継続さんという人を一人受け持ちます。
その方が最近出産されました。
ある日の午後9時。 家で寝ていた私の元に一本の電話がありました。
「hiraiの継続さんが入院したよ!」
「えー!?ほんとに!?」
あわてて用意をして病院に自転車で向かいます。
なんとか9時半頃学校につき、用意をして隣の病院に行きます。 継続さんもまだまだ余裕の表情で会話も普通にできます。
そこから何時間かして、有効に陣痛がついてきて
午前5時に女の子を出産。
もちろん私がとりあげました。 入院から出産2時間後までずっと付き添いました。
その方が明日退院します。 妊娠期から何ヶ月もお世話になってきたので退院と聞くと 嬉しいような寂しいような複雑な気分です。
後日新生児訪問にお宅にお邪魔しに行きますが 病棟で会うのはこれが最後ということで昨日最後の挨拶をしてきました。
何度も
「ずっと付き添ってくれてありがとう。」
って継続さんは笑顔で私に言います。 こちらこそ私を受け入れてくれて本当にありがとう。
学生拒否をする人もいる中で、 継続さんはとても学生の受け入れの良い方でスムーズに実習できました。 プロ助産師とくらべて至らない所もいっぱいあるけど 学生なりにその人に何が一番必要なのか考えて頑張ってます。
素敵な実習をありがとう。
きっと私はこれからいくつものお産に関わり 何例もの赤ちゃんを取り上げるでしょう。
けれどあなたと赤ちゃんとの関わりはずっとずっと鮮明に覚えているよ。 一生忘れられない素敵な思い出。
本当にありがとう。
2004年11月23日(火)
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